【ローズＳ】ホエールキャプチャ盤石「楽しみ」

関西２強打破に燃えるホエールキャプチャ

　桜花賞２着、オークス３着に泣いた関東のエース・ホエールキャプチャが盤石の態勢だ。夏場はリフレッシュ放牧を経て、７月２４日に函館競馬場に入厩。８月１７日に美浦移動後、同３１日に坂路で４Ｆ４９秒３、先週の７日には４９秒９と好時計を連発してきた。田中清師は「完成度が高かった馬なので春と比べ大きく変わった点はないが、無事に夏を越して本当に順調に来ている。体重的にも春と同じぐらい。いい形で出せる」と目を細めている。

　桜花賞はマルセリーナと０秒１差。オークスはエリンコートから首＋鼻差の惜敗。秋の目標はもちろん“逆転１冠”だ。桜花賞と同様、先週末の１０日に早めに栗東に移動した。師は「春はあと一歩だったけどＧ１を勝つ力はあると思う。目標は先（秋華賞）でも、競馬は何が起こるか分からないので１戦１戦しっかり仕上げる。どんな競馬をしてくれるか楽しみ」と関西２強打破に燃えている。