福島スタンド改修着手 来年3月30日完了へ

[ 2011年9月3日 06:00 ]

 JRAは2日、東日本大震災で大きな被害を受けた福島競馬場スタンドの改修工事に同日から着手したと発表した。来年3月30日に完了し、工費は約50億円を予定。来春の開催(時期未定)を目指して本格的に復旧に取り組む。

 ここまでずれ込んだのは民間の復興を最優先としたため。工事は震災前の状態に戻すことが基本で、被害の大きかった天井部などは同程度の地震が来ても破損しないよう強化する。現在は馬場内投票所で場外発売を行っているが、スタンド内の改修が済んだ場所から徐々に発売所を広げていく方針。なお、芝は全面積の約1/3(1万7000平方メートル)の張り替えを既に終了。ダートは約3000立方メートル(トラック500台分)を入れ替えた。撤去した芝、砂は馬場内に穴を掘り、遮水シートを敷いた上に埋め、さらに土で覆って一時的に保管している。

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2011年9月3日のニュース