クラーベセクレタから禁止薬物…JDDは失格に

[ 2011年7月24日 06:00 ]

禁止薬物のカフェインが検出されたクラーベセクレタ

 大井競馬場は牝馬として22年ぶりに南関東2冠を制したクラーベセクレタ(牝3=船橋・川島正行厩舎)からG1ジャパンダートダービー3着(7月13日)直後の尿検査で禁止薬物のカフェインが検出されたと23日発表した。

 競走馬理化学研究所(宇都宮市)の検査報告を受けて所轄の大井警察署に連絡した。大井競馬場では今後、警察と連携し原因を調査するとしている。ジャパンダートダービーは失格。地方競馬全国協会によると地方重賞での禁止薬物検出による失格は記録がないという。

 大井競馬場によると、同馬がジャパンダートダービーに2番人気で出走した直後、検体として尿を採取。検体A、Bに分けて、競走馬理化学研究所に送付したところ、22日にA検体からカフェインが検出された。そのためB検体も確認した結果、カフェイン検出が23日に報告された。カフェインはアルカロイドの一種で、コーヒー、緑茶などに含まれるほか、一部薬品にも使われている。中枢神経の興奮や利尿、反射機能が高まるなどの作用があるとされる。

 クラーベはレース当日から30日間の出走停止。25日の川崎競馬初日に出走予定の川島正厩舎在厩馬(出馬投票済みの3頭)には禁止薬物検査を行い、陰性が確認されれば出走可能となる。26日以降の川崎競馬、31日からの大井競馬でも同様の対応が取られる。 

 ▼川島正師 他の馬と同じものを食べているし、管理は十分にやっているので原因が分からない。地方競馬を代表する馬。いいレースを…と毎回頑張ってきた。こういうことになって残念。同時に、ファンの皆さんにご迷惑をかけ、申し訳ないと思っています。

続きを表示

2011年7月24日のニュース