【エプソムC】放牧で復活気配!ヴェロシティ重賞初Vだ
春の東京開催もラストウイーク。締めくくるのは「第28回エプソムC」。新馬Vから重賞戦線を歩んできた素質馬マッハヴェロシティが、前走の新潟大賞典で2着で復活の兆し。重賞挑戦12回目で悲願のタイトル奪取を狙う。先週の安田記念は関東馬のワンツースリー決着。今週も関東馬から目が離せない。
3歳春には青葉賞2着からダービー(8着)に出走したマッハヴェロシティが、復調気配を見せている。前走の新潟大賞典は10番人気の低評価を覆して勝ち馬セイクリッドバレーと首差の2着。惜しくも重賞制覇を逃したが、陣営は復活への手応えを感じている。
年明けの中山金杯15着後、放牧に出してリフレッシュしたのが、好走の要因となった。阿部助手は「昨年の暮れに連闘もしていたし、金杯の後はすぐ放牧へ。帰ってきて馬は凄く良くなっていたし、3歳の良かった頃に戻ってきた感じ」と振り返った。
ここまで21戦中14戦は左回りのレース。サウスポーのイメージは強いが、「左・右回りは関係ない。大きい馬でエンジンの掛かりが遅いからスピードに乗るまでに時間がかかる。だから直線が広いコースが合う。東京・新潟がベスト。コーナーが4つの舞台で行われた中山金杯(15着)は合わなかったね」と阿部助手。
状態面は高いレベルでキープ。1週前は坂路で1F13秒4、12秒9、12秒0(ラスト1Fエラー)と軽快なラップで駆け上がった。「前回は休み明けでもきっちりやっていたからね。前走後も順調だし、状態は変わりなくいいよ」
最後に「しまいは確実に脚を使えるし、末脚が生きるような馬場でやれればいいね。今のコンディションなら、前走のように重賞でも勝ち負けできると思う」と自信を口にした。本格化した5歳馬が、重賞挑戦12回目で悲願のタイトル奪取を狙う。
2011年6月7日のニュース
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