中山競馬場の天井に穴も大きなダメージなし

[ 2011年3月13日 06:00 ]

中山競馬場の天井に穴

東日本大震災

 中山競馬場は事務所に電話での問い合わせが多数寄せられたが、最寄りの船橋法典駅を走るJRが不通となるなど交通機関がマヒしたこともあり、ファンの姿はほとんどなかった。正門に掲示された開催中止の知らせを時折、足を止めて見る人がいた程度。ひっそりと静まり返っていた。

 スタンドは数カ所で天井のパネルや、つなぎ目の金具が落下したほか、冷暖房用の配水管が破損して水漏れが発生。5階にある記者室は、ファクス機や資料が机から落下して散乱していた。ただ、建物自体に大きなダメージはなく、中山競馬場の伊東茂治総務課長は「ファンが入るエリアを限定すれば開催可能な状態。コースに関しても、今のところ段差や亀裂は見つかっていない。ダートはハロー車を何度も回し、芝は人間の目で入念にチェックしていきたい」と来週以降の競馬再開に備えて万全を期す方針だ。

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2011年3月13日のニュース