アジュディミツオー“引退もったないラン”

[ 2009年11月19日 06:00 ]

引退式でラストランを披露したアジュディミツオー

 地方馬歴代最多の統一G1・5勝を挙げたアジュディミツオーの引退式が18日、船橋競馬場で行われた。史上初の東京大賞典連覇(04、05年)や地方馬初のドバイワールドC遠征(05年6着)でコンビを組んだ内田博騎手を背にラストラン。06年かしわ記念優勝時のゼッケン「2」をつけキャンターで馬場を1周。スタンド前はしっかり加速してゴールに飛び込んだ。

 内田博は「アジュディミツオーで全国に名前を売り、勝ち鞍も挙げ、JRAに移った。リーディングを獲ることが恩返しだと思う。まだまだ走れるような気迫があるけど今度は子供の背中に乗り大レースを獲れる日を待っています」と感謝の言葉を口にした。来春から北海道・新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入りする。

 ▼アジュディミツオーの統一G1勝ち
 ▽04年東京大賞典(ユートピア)
 ▽05年東京大賞典(シーキングザダイヤ)
 ▽06年川崎記念(シーキングザダイヤ)
 ▽06年かしわ記念(ブルーコンコルド)
 ▽06年帝王賞(カネヒキリ)※( )は2着

 ◆アジュディミツオー 父アジュディケーティング 母オリミツキネン(母の父ジャッジアンジェルーチ)牡8歳 船橋・川島正行厩舎所属 馬主・織戸眞男氏 生産者・北海道新ひだか町の藤川ファーム 戦績27戦10勝(重賞8勝)総獲得賞金5億9640万3000円。

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2009年11月19日のニュース