600勝石崎駿 今年は大井勢に勝つ

[ 2009年2月6日 08:30 ]

2日の地元船橋開催で通算600勝に到達した石崎駿

 【池田裕文の公営です】NARグランプリ2008は川島父子のダブル受賞が話題を集めた。船橋勢は同2002でも石崎父子が騎手として受賞したことがある。当時、優秀新人騎手賞の石崎駿(25=佐藤賢厩舎)は2日の船橋初日4R・バレンボイムで公営通算600勝に到達した。01年6月デビュー。「ちょっと遅かったかな」と本人は振り返る。もちろん通過点。600勝は勝って引き揚げてきた後、周囲に言われて初めて気づいた。「6000勝の方は、あと何勝とカウントダウンしているんだけどね」と駿。偉大な父・隆之(53)は佐々木竹見元騎手に次ぐ史上2人目の公営通算6000勝まであと15勝。ちょうどケタがひとつ違っていた。

 駿は05年に南関121勝を挙げたが、06年93勝、07年91勝、08年80勝。それでも昨年の船橋リーディングでは戸崎(大井)に次ぐ2位で、自身初の船橋勢トップとなった。「地元に関してはいい関係でやれているし、ある程度は満足している」と振り返る。一方、ウエートトレなどで筋力を強化したいと考えているが、体重が増えてしまうため、やりたくてもやれない悩みもある。船橋リーディングは03年の石崎隆を最後に大井勢が首位(04~07年は内田博)。「今年は獲りたいね。立場的にも」。石崎駿のステップアップに期待したい。

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2009年2月6日のニュース