競輪玉手箱
今から楽しみ「非凡なダッシュ力」
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師匠・中村賢(後ろ)が将来性に太鼓判を押すルーキー・宮本龍一
Photo By スポニチ |
05年3月にスタートした競輪玉手箱だったが今回で最終回。ラストはニューヒーローとなる可能性を秘める92期生の中から宮本龍一(21=福岡)をピックアップした。師匠・中村賢(33=80期)によると彼はダイヤモンドの原石。競輪学校時代は下位クラスでも屈指の瞬発力を持つ逸材。一気の飛躍を心待ちしよう。
陸上出身の中村と宮本。2人を結びつけたのは高校時代に陸上部の監督をしていた恩師の唐鎌寛治先生。「3年前の11月、先生から“面倒を見てくれないか”と頼まれたのが宮本。先生の頼みは絶対に断れませんよ」。1本の電話がきっかけで中村が宮本の通う学校に出向いて初対面。そして師弟関係を結んだのだ。
しかし、弟子は自転車経験0。困った師匠はまずジムに通わせて体力づくりから始めることにした。
「注文した自転車がまだ来ていないとき、試しにパワーマックスでもがかせたんです。するとその時点で数値が僕を超えていた。本人には言ってないけど、もうびっくり…」
この時点で弟子の潜在能力の高さを認識した中村は宮本が高校を卒業すると同時に本格的な練習をスタート。半年あまりで競輪学校に一発合格したのだ。
しかし、学校では自転車歴がないため、在校成績は振るわず46位。競輪競走に慣れることが先決だった。だが「瞬発力は今回生屈指。底知れない将来性を秘めた存在」と教官が評したように、中学時は全日本中学陸上選手権200メートル5位、高校1年は福岡県新人陸上100メートル優勝(10秒72)の成績通り、陸上で鍛えたダッシュ力は非凡。楽しみな存在だといえる。
先月13、14の両日に行われた北九州地区合宿の際、宮本は1000メートルのタイムを測った。前日夜、恒例行事として先輩たちに酒を飲まされたにもかかわらずタイムは1分8秒フラット。二日酔いでなければさらに2秒ぐらい縮められそうなスピードだったと聞く。
「お世辞ではなく、自転車に乗り出してから宮本は成長している。競走を覚えるともっと伸びますよ」。弟子の将来性については師匠が太鼓判を押している。
「レースの走り方がまだ分かっていないけど師匠から“1年間はとにかく先行してこい”と言われています。だから目いっぱい逃げます」とキッパリと言い切る宮本。レース経験を重ねていけば本格化は間違いなし。ダイヤモンド原石がまぶしく輝く時が楽しみだ。
[ 2007年10月16日 17:53]
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