ロード・トゥ・グランプリ
先行力磨く!“S級の虎”の弟・龍己がデビュー
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S級で活躍する兄・太賀を超えると意気込む志村龍己
Photo By スポニチ |
7月から各地で98期の新人たちが続々とデビューしている。記者が取材したいわき平競輪ではS級レーサー志村太賀(27=山梨、90期)の弟・龍己(23=山梨)がプロデビュー。背は兄よりも少し高く、話し声や、笑顔はそっくりだ。「兄に似ていますか?周りの人には“似てない”と言われることが多いけど…」。顔を赤らめ照れるところが初々しい。
兄・太賀が空手から競輪へ進んだ道と同じく、龍己も大学時代まで空手で体と心を鍛えていた。07年7月に開催された全日本学生空手道選手権大会の個人戦で2位、08年7月には第6回世界空手道選手権大会(ポーランド)で銅メダルを獲得したほどの実力者だ。競輪選手になった兄を追いかけ、適性試験で競輪学校98回生に合格した。「大学まで続けていた空手のおかげで、下半身は鍛えられた」と話すが、ピストレーサーに慣れるまでは時間がかかった。競輪学校の模擬レースでまくりを狙おうにも車が進まず苦戦の連続。それでも競輪学校の第2回トーナメントで3位に入賞するとわずかながら自信がついた。在校成績は34位に甘んじたが、脚力をつけるためにも先行勝負を主体にして脚力アップに励んだ。
普段は師匠でもある兄と二人三脚で練習に励んでいる。街道練習やもがき練習を中心に行い、兄が競走で不在のときには地元の境川競技場へ足を運ぶという。「兄には“レースに慣れてこい”と言われてきた。先行してどこまで通用するのか試したい気持ちが強いけど、無理な先行争いは避けたい。とにかく力を出し切りたい」と決意を語ったデビュー戦は、4コーナーからのカマシ先行で3着に逃げ粘った。「ダッシュは良かったけど、最後は末脚を欠いてしまった。タイムもあまり良くないし納得はしていません」。これから場数をこなして先行スキルを身につければ、S級舞台はそう遠くないだろう。
「兄に追いつき、そして追い越すのが目標」と龍己。兄は太賀の読み方通り「タイガー」、弟は龍の字が入る「ドラゴン」。いつの日か“タイガー&ドラゴン”の志村兄弟が競輪界を盛り上げるに違いない。
[ 2010年07月14日 ]


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