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【KEIRINグランプリ】海老根、号泣の初出場V!

写真判定で勝利が確定した瞬間、雄叫びを上げる海老根
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 海老根が初出場V。「KEIRINグランプリ09」は30日、京王閣競輪場で争われ、伏見俊昭のまくりに乗った海老根恵太(32=千葉・86期)が直線抜け出して優勝。賞金1億円(副賞含む)を獲得して初の賞金王に輝いた。GP初出場優勝は08年の井上昌己に続いて7人目(第1回は除く)。2着は海老根に写真判定の結果、微差敗れた武田豊樹で車単(9)―(8)2550円(7番人気)の決着だった。

 海老根にとっても長い写真判定だった。伏見のまくりに乗った海老根は伏見を抜き去り、内で粘る武田も「抜いたかなと思って手を上げたけど…」。場内のオーロラビジョンには際どいゴールのVTRとともに写真判定を知らせる放送が響き渡った。

 「決定、1着9番、海老根恵太…」。引き揚げてきた海老根は決定放送と同時に応援に駆けつけた師匠・森下太志と号泣しながら抱き合って喜び、千葉の選手仲間によって宙を舞った。「自分が優勝できるとは思ってなかったし、本当にうれしい」。涙のあとはさわやかな笑顔で喜びを表した。

 海老根と武田の着差は“微差”。微差はタイヤ差(約3センチ)よりもわずかな着差で審判がスリット写真を拡大し目視で決定する最小の差だ。今年で25回目を数える(89年は中止)グランプリの中でも93年(優勝=滝沢正光、2着=吉岡稔真)以来、2回目の“微差決着”となった。

 グランプリ初出場Vの快挙を達成した海老根は今年の総収得賞金を2億2479万円とし、武田を抜いて逆転賞金王に輝いた。「1億円?ピンとこないです。自分が1番(賞金王)になったこともまだ信じられません」

 今年は2月にG2・東王座戦を優勝、7月のG1・寛仁親王牌で悲願の初タイトルを獲得。そして「G1の決勝戦とは違う独特の雰囲気の中で走った」と肌で感じた夢舞台で最高の結果を残して締めくくった。

 来年はグランプリ09優勝者が着用する“グランプリチャンピオンユニホーム”の1番車ですべてのレースに出走する。「今年は一番になったけどもっと練習して脚力をつけたい。来年もタイトルを獲ってグランプリに出場できるように頑張ります」。今年最後の大一番は海老根の大逆転劇で幕を閉じた。(中林 陵治)

 <GP・VTR>永井―加藤―海老根―平原―武田―神山―石丸―山崎―伏見で周回。赤板で山崎が前へ。平原が打鐘で踏み上げると山崎もペースを上げる。Hで平原が叩くと飛びつきを狙った山崎は武田の後ろに。神山は遅れて4番手、さらに伏見―海老根―石丸―永井―加藤の順。2角から永井がまくるとBで伏見もまくり上げ、海老根続く。平原の逃げに乗った武田が直線抜け出すも、伏見に乗って外伸びた海老根がV。

 ◆海老根 恵太(えびね・けいた)1977年(昭52)7月27日生まれの32歳。埼玉県春日部市出身。順天堂大卒。01年8月プロデビュー。通算成績は729戦223勝。通算取得賞金は5億2741万円。主な優勝はヤンググランプリ04、第8回東王座戦(09年)、第18回寛仁親王牌(09年)、グランプリ09。1メートル82、88キロ。血液型B。

[ 2009年12月31日 15:36]

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