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藤井正弘の血統トピック
【有馬記念】母子3代の夢フォゲッタ&ルーラー
有馬記念に優勝した牝馬は第4回のガーネツト、第5回のスターロツチ、第16回のトウメイ、そして一昨年の第53回のダイワスカーレットの4頭。今年はジャパンCの雪辱を期すブエナビスタを筆頭にレッドディザイア、メイショウベルーガと、3頭の牝馬がエントリーしてきた。先日の香港国際Cでは、エリザベス女王杯を飛び石に使ったスノーフェアリーが驚異的な追い込みで牡馬を一蹴したように、世界的にも依然として“牝馬の時代”は続いている。過去54回の有馬記念における牝馬の累計成績は【46378】。これまで同一年に2頭が馬券に絡んだ例はないのだが、時代のすう勢を思うと、今回あたりはそろそろ、という気がしないでもない。
牝馬=母馬重視の傾向は血統面にも波及している。今年は前記の通り、過去54回で3頭しかいない「牝の有馬記念3着馬」のうちの2頭、エアグルーヴ(第42回)とトゥザヴィクトリー(第46回)が産駒を大舞台に送り込んできた。特に前者の方は、昨年の4着馬フォゲッタブルと鳴尾記念勝ちの新星ルーラーシップによる兄弟同時の母子2代出走ということになる。
エアグルーヴは天皇賞・秋とオークスに優勝し、ジャパンCで2年連続2着というブエナビスタ級の女傑だが、2度出走した有馬記念では3着と5着(第43回)。そのエアグルーヴの母であるダイナカールもまた、4着(第28回)、7着(第29回)に終わっていた。グランプリ制覇は母子3代、四半世紀を超える一族の悲願ともいえるだろう。ちなみに母子2代の有馬記念出走では、第40回の11着馬アイリッシュダンスの子ハーツクライが第50回に圧倒的1番人気のディープインパクトを破って優勝した例がある。(サラブレッド血統センター)
[ 2010年12月22日 ]

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