綺城ひか理 「いい意味で期待を裏切りたい」

[ 2016年5月14日 05:30 ]

突然の抜てきに熱演を誓う綺城ひか理
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 身長1メートル76、抜群のスタイルを誇る綺城ひか理が17日、兵庫・宝塚大劇場で行われる「ME AND MY GIRL」の新人公演で初主演を果たす(東京公演は7月7日)。

 入団6年目。これまで目立つ存在でもなく、王道を歩んできたわけでもない。突然の大抜てきに「今までの新公とかで“あんな役をやっていた子が?”といい意味で期待を裏切るような役に仕上げたい」と力を込める。 2部構成で前半部分を1年先輩の優波慧が、後半の主演を綺城が担う変則版だが、「優波さんは音楽学校時代、最初に憧れた先輩。2人で主演というのは本当に心強いですが、私が足を引っ張らないようにしないと」と恐縮しきりだ。

 下町で育った粗悪なビルが、実は名門貴族の隠し子で後継者として立派に成長していくまでを、恋愛模様を交えて描く究極のシンデレラ・ストーリー。剣幸(62)以来、天海祐希(48)ら名トップが演じてきた。綺城も「歴代の凄いスターさんがビルをされているので、本当に恐れ多くて。この不安を打ち消すためにはお稽古、お稽古、またお稽古しかない」と泥くさく積み重ねていくことを誓った。

 「どう頑張っても明日海(りお)さんのようにはなれませんが、マネだけではない私なりのビル像をつくりたい。この一度しかないかもしれないチャンスを無駄にせず、後悔しないように頑張ります」と最後まで初々しかった。(土谷 美樹)

 ★綺城 ひか理(あやき・ひかり)7月14日、千葉市生まれ。市立朝日ケ丘中を経て11年「めぐり会いは再び」で初舞台。身長1メートル76。愛称「あかさん」。

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