鷹翔千空 宙組20周年の大役「限界決めず、ひたすら頑張る」

[ 2018年4月2日 13:32 ]

新人公演「天は赤い河のほとり」で初主演

新人公演での初主演に「限界を決めず頑張る」と気合を込める鷹翔千空
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 入団4年目を迎えたばかりの宙組ホープ鷹翔千空(たかと・ちあき)が4月3日、兵庫・宝塚大劇場で行われる「天は赤い河のほとり」の新人公演で初主演を射止めた(東京宝塚劇場は5月24日)。

 身長1メートル75と恵まれた体格に、定評ある歌唱力。2年目の16年には「エリザベート」の新人公演でルドルフに抜てきされ、その後も準主役級の役をこなすなど順調に経験を積んだ。鷹翔は「せっかく頂いたチャンスなので絶対にムダにしないように。主役の責任はありますが、そればかり思うと硬くなってしまうので与えていただいたチャンスに感謝して、目の前の課題をこなしていきたい」と足元を見つめた。

 新トップスター真風涼帆(まかぜ・すずほ)のお披露目公演、しかも宙組20周年の記念すべき年に大役に抜てきされたことへの気持ちが強く「限界を決めずにひたすら頑張ろうと思います。私たち下級生が頑張れば本公演もいい方向に盛り上げていけると思うので、何が何でも成功させたいという気持ちでいっぱい」と殊勝に語った。

 小さいころからバレエを習い「将来は舞台に立つ仕事をしたい」と漠然と思ってきた。中学2年で初めて見た宝塚に衝撃を受け夢を現実のものにした。難しいと思える芸名は「広い世界を飛びたい」と、直感で決めたという鷹翔。可能性は無限に広がっている。(土谷 美樹)

 ◆鷹翔 千空(たかと・ちあき)5月18日、滋賀県草津市生まれ。東大津高を経て15年首席入団。宙組配属。昨年「王妃の館」、「神々の土地」の新人公演でも真風が演じた役を熱演した。身長1メートル75。愛称「こってぃ」。

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