望海風斗(下)「希」「望」胸にトップ同士高め合う

[ 2017年9月11日 13:30 ]

新生雪組に「希望」と名付けた望海風斗
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 現在全国ツアー中の「琥珀色の雨にぬれて/“D”ramaticS!」(18日まで)でお披露目となった雪組の新トップコンビ、望海風斗(のぞみ・ふうと)&真彩希帆(まあや・きほ)。早くも実力派としてファンをうならせ、望海は「トップになったから、と言って変わるのではなく私は昔から宝塚が大好きで“男役”が物凄く好きなので、その世界を追求し続けたい」と貪欲な探究心は変わらない。

 前トップスター早霧(さぎり)せいな、前トップ娘役・咲妃(さきひ)みゆとは3人で“雪組トリデンテ”と言われるほど、前体制でも大きな存在だった望海。当然、相手役・真彩への要求も高いものになるだろうが「娘役さんが素敵であってほしい。自分も頑張るけれど、隣にいる彼女も堂々としていてお互い刺激を与えられる存在でありたい」と話す。真彩も「かっこいい娘役でいて」と言われ、逆に存在を認められたようで肩の力が抜けたそうだ。

 早霧時代は「絆」をテーマにしてきた雪組。望海は、自分の名前にある「望」と真彩の名にある「希」を合わせ「希望の雪組」と名付けた。さらなる高みを目指し実力派トップコンビが船出した。(土谷 美樹)

 ◆望海 風斗(のぞみ・ふうと)10月19日、横浜市生まれ。法政女子高を経て03年初舞台。花組に配属。09年「太王四神記」で新人公演初主演。12年「Victorian Jazz」でバウホール初主演。14年の「エリザベート」ではルキーニを好演し同年11月、雪組に組替え。身長1メートル69。愛称「だいもん」。

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