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さくまあきらの歩き方

【11】23年続いた大ヒットゲームついに終止符

 ゲーム作家・さくまあきら氏の代表作「桃太郎電鉄TOKAI」をもって新作の開発を終了。23年続いた大ヒットゲームに終止符が打たれた。

 「(メーカーの)ハドソンがコナミの子会社になったことが発端。その辺りから関係がおかしくなった。リストラとか退社とかで15人いたチームが2人になっちゃった。これは“もう『桃太郎電鉄』はいらない”ってことだなって思ったんです。実は『TOKAI』
後に、まぼろしの桃鉄がもう1作あったんだけど」。

 これを機にさくま氏はゲーム作家を卒業するという。「監修ならやるかもしれないけど作るのはもういい。もともといろんな仕事をやっていた人間だから。これからは自分のやりたいことをやりますよ」。マルチクリエーター・さくま氏の次なる仕事とは「グルメ旅」のアプリ。「桃太郎電鉄」の取材で全国を飛び回り、各地のうまい店を食べ歩いてきた“財産”を提供するのだ。

 「地方に行ったら“この辺りにおいしい店ない?”って地元の人に聞いて、実際に食べに行っておいしかった店や、テレビなどで紹介していた店ばかり。すでに近畿以西の西日本編は完成した。西日本だけでも500店にもなったよ」。それぞれの店にさくま氏のひと言コメント付き。うまさ基準はコメントの長さに比例するらしい。

 さらには昨秋に漫画の原作を書いたという。「いつか連載をやりたい」――。漫画家は子供のころにあこがれていた職業。さくま氏の最もやりたい仕事は、やはり漫画に関する仕事なのだろう。(おわり)

 ○…ぱちんこ「CR桃太郎電鉄 ひらけ!キングボンビジョンの巻」が全国のパチンコホールで絶賛稼働中。さくま氏は「メーカー(サミー)の開発者に桃鉄が好きな人がいてね。その人がゲームの世界観をそのままパチンコにしてくれた」と大喜び。中央のキングボンビーのインパクトが強烈な筐(きょう)体だ。

 ◆さくま あきら 本名・佐久間晃。1952年7月29日、東京都杉並区生まれの59歳。「週刊少年ジャンプ」誌上で82〜95年に連載された「ジャンプ放送局」の構成を担当。ゲーム作家として「桃太郎伝説」「桃太郎電鉄」などのゲームソフトを手掛ける。

[ 2012年3月28日 ]

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