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vol.8 ユーチューバー芸人よ「個性」を磨け!

松竹芸能の「ユーチューバーの卵」芸人たちに講義
Photo By スポニチ

 今から30年以上前、大阪の道頓堀川を挟んで、北側に吉本興業、南側に松竹芸能の本社があった。当時、吉本興業は千日前、梅田、京都に「花月」を、松竹芸能は道頓堀に「角座」を持ち、ベテラン勢や新鮮な芸人が腕を振るいしのぎを削っていた。その頃は特段、喧嘩をしているわけではないがライバル関係でもあったので、テレビの同じ番組に顔を並べることはほとんどなかった。もちろんそれぞれの舞台に相手方の芸人が上がることもなかった。実はそこには根深い因縁があったからだ。

 それは歴史を第二次世界大戦前と1960年代の2回、芸人の引き抜き事件などが多々あり、険悪な関係があったのだ。現金を使って芸人を抜いて抜かれて、抜かれて抜いて…。人間関係を捨てて現金を取り、そんな芸人の事務所間移籍が行われた時代があったのだ。

 しかし今では「一緒の笑いを作ろう!」と言う意識が高まり、テレビ番組で一緒になって笑いをばらまいている。松竹芸能の「ますだ・おかだ」がM―1グランプリで優勝した時、なんばグランド花月の舞台に上がったり、2012年吉本興業の創業100周年を記念し月に1本上演された「吉本百年物語」にも多くの松竹芸能の役者が舞台で渋い部分を押さえてくれた。「めちゃイケ」ではナイナイとよゐこも見ていて愉快な関係だし、松本人志監督の「大日本人」には海原はるかも「締ルノ獣」という怪役をこなした。

 まぁ、テレビや映画を見ている人にとってはどこの事務所に所属しているのか、気にならないと言う人もいるし、一方、吉本や松竹のカラーを感じてそれにこだわるファンもいる。

 そんな中、吉本を辞めて2年近く経った時、松竹芸能から私に講師の依頼が来た。東京大阪の芸人から9人をピックアップし1年間「角座」には出演せずに「ユーチューバー」として生きて行くことを選んだ芸人がいるので、彼らの先生として登壇した。

 小学生が、大人になったらなりたい職業の上位に入ると言われる「ユーチューバー芸人」育成が目的であある。教室は六本木「ユーチューバー」のマネジメントなどを行なっているUUUM(ウーム)の本社と大阪とをネットでつなぎ、講義は始められた。

 私は開口一番、「私は元吉本興業の社員です。35年ほど前によしもとNSCを作りました。今日はそのノウハウを持って来ました。この90分の授業で、みなさんを日本で一番面白くない芸人に変身させます。気合を入れて話を聞いてください!?」

 講義の内容はここでは内緒だが、「個性」を磨いて「他人と差をつける」という事を話したことだけはお教えしておこう。

 さてさて現実はピコ太郎のPPAPの2億ビューには程遠いが、皆さんも彼らのページを見てあげて、好き勝手言ってあげよう。それこそがあなたが「笑い」に出会えることで、芸人をのばすことにもなる!

 ちなみにここで私のアイデアも伝えておこう。

 まず「松竹芸能ユーチューバー専門チャンネル」を作ろう。そして週に1回は、ビューの数を発表して競い合おう。作品の予告編もあってもいい! 同じネタを与えて競い合うのもいい? そんなこんなで笑わしてくれ!

[ 2017年7月31日 12:00 ]

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