365日 あの頃ヒット曲ランキング 10月

【1997年10月】すみれ September Love/80年代名曲 SHAZNAで復活

[ 2011年10月20日 06:00 ]

 ★97年10月ランキング★
1 Liar!Liar!/B’z
2 WHITE LOVE/SPEED
3 Wanderin’Destiny/globe
4「エキセントリック少年ボウイ」のテーマ/エキセントリック少年ボウイオールスターズ
5 Peace!/SMAP
6 すみれ September Love/SHAZNA
7 Melty Love/SHAZNA
8 たのしく たのしく やさしくね/華原朋美
9 硝子の少年/KinKi Kids
10 HOWEVER/GLAY
注目かわいいひと/ウルフルズ
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【すみれ September Love/SHAZNA】

 期間は短かったが“一時代をつくった”と言っても過言ではないだろう。

 メジャーデビュー曲「Melty Love」がヒットした3人組ビジュアル系バンド「SHAZNA」の第2弾シングルは、デビューからわずか1カ月半でリリース。オリジナルではなく、早くもカバー曲に挑戦した。

 歌ったのは82年、化粧をしてエレキギターを弾きながら歌う土屋昌巳を中心としたバンド「一風堂」が、41万枚のレコードを売り上げたヒット曲「すみれ September Love」。10月8日に発売すると、オリコンチャートで同月20日付で初登場2位となり、トータル52万枚をセールス。「Melty Love」の63万枚に負けないヒットとなった。

 プロ用のメーク道具に30色の口紅と、40色以上のアイシャドウを気分によって塗り分け、ステージに立っていたのがリードボーカルの「ISAMU」。父親が元国鉄スワローズ(現ヤクルト)の選手だったという環境ながら、本人は音楽を志し、しかも奇抜な女の子もビックリするような格好で周囲をあ然とさせたが、新しく美しいものが好きな女性はいち早く注目。同じ格好をした「小イザム」がライブ開場を埋め尽くすなど、異様な光景が夜な夜な繰り返されていた。

 人気女優との結婚は「ままごとのようなもの」で終わったが、06年にタレントの吉岡美穂と結婚。恐妻家としてのイメージが最近は定着し、かつてのビジュアル系でならした面影はほとんどないが、すでに3児の父。音楽活動は最近ご無沙汰のようだが、あの頃とは違う音楽をまた聴きたいものである。

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