365日 あの頃ヒット曲ランキング 6月

【1999年6月】フラワー/沖縄らしいゆったりが好評 KinKi4作目のミリオン

[ 2011年6月28日 06:00 ]

 ★99年6月ランキング★
1 フラワー/KinKi Kids
2 energy flow(「ウラBTTB」)/坂本龍一
3 Bye―Bye~バイバイ~/BLACK BISCUITS
4 Grateful Days/Dragon Ash
5 Pieces/ラルク・アン・シエル
6 ギリギリchop/B’z
7 Hungry Spider/槇原敬之
8 サバイバル/GLAY
9 Breakin’out to the morning/SPEED
10 SHOOTING STAR/八反安未果
注目たんぽぽ/タンポポ
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【フラワー/KinKi Kids】

 全日空の夏の沖縄キャンペーンCMに、同じタレントが2年連続で出演するのは初めてのことだった。

 5月28日に発売されたKinKi Kids7枚目のシングル「フラワー」が同CMのイメージソングに使われると、ジャニーズのタレントという要素以上に、沖縄民謡のようなゆったりとした曲がファン以外にも受け入れられ、大ヒット。97年のデビュー曲「硝子の少年」、その後の「愛されるより 愛したい」「全部だきしめて/青の時代」と並んで4作目の100万枚突破を果たした。

候補曲はたくさんあった。堂本剛も堂本光一もレコーディングの際は、多くの曲を歌ったため、これがCMソングになるとは全く気がつかなかったという。ただ、「どことなく哀愁が漂っていてとても沖縄らしい曲」と2人とも一致して、これがベストではないかと思っていたのが「フラワー」だった。

 作詞作曲は浜崎あゆみなどの曲も手掛けたHΛL。ミディアムテンポの曲に、頑張っている人への応援歌のような歌詞は覚えやすく、カラオケでも定番ソングに。剛は「みんなで歌うと楽しいと思う。きっとボクらのコンサートでは大合唱になるやろうね」、光一は「KinKiにとっての“サライ”のような曲っちゅうことやね」(いずれも「ザ・テレビジョン」5月28日号のインタビュー)と位置づけていた。

 発売当時、剛はTBSドラマ「To Heart」、光一が同「P.S.元気です、俊平」と7月スタートのドラマの撮影の真っ最中。CMとは直接関係はなかったが、同時期にドラマ出演し、露出が多くなったことでミリオンセラーの後押しをしたといえる。
 

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