菊水丸店主 珍宝堂

ハッ…ここは船場吉兆騒動の…

[ 2016年4月6日 05:30 ]

船場吉兆の営業再開初日のランチを頬張り、女将と記念撮影する筆者
Photo By スポニチ

 先日、馳浩文部科学大臣、平成の大横綱・貴乃花光司親方、全日本スキー連盟の皆川賢太郎さんと北新地の日本料理湯木にてお食事をご一緒しました。初めて訪れたのですが、味も雰囲気もいっぺんに好きになった次第です。

 大臣が先に退席され、しばらく経って座はお開きとなり、最後に店を出たのが私でした。すると「菊水丸さん、その節はご来店下さり、ありがとうございました」と、どこかでお目にかかったような気がする男性に名刺を頂いたのです。この人こそ誰あろう、店主の湯木尚二さんで、船場吉兆騒動の会見で、ささやき女将にささやかれたる御子息であられました。此処(ここ)は元船場吉兆だったのか…と判った瞬間に冷や汗が出ました。

 なぜならば、騒動後の営業再開初日に、当時は新聞詠(しんもんよ)み河内音頭家元として時事問題を扱う活動を行っていたので、話題作りのために予約を入れて食べに伺ったのです。

 案の定、TBSテレビの「サンデージャポン」からインタビューを受け、リポーターからの「どうでしたか、お料理は?」の質問に、あえてうつ向いて「えーと、あのー」を連発。横から私のマネージャーが「おいしかったです」とささやくように伝える。すると私が紙を読み上げながら「お、おいしかったです」とコントチックなやり取りをVTRに収録したのです。スタジオの「爆笑問題」のお2人には馬鹿ウケでしたが、女将と御子息は笑っておられなかったのでしょう。しかし恩讐を越えて、お声掛けを頂き恐縮でございました。(河内家菊水丸)

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