ドクターX~外科医・大門未知子~ 第4シリーズ

遠藤憲一「ドクターX」再登場!海老名役に感謝 役の幅広がった

[ 2016年11月1日 12:30 ]

「ドクターX~外科医・大門未知子~」にゲスト出演する遠藤憲一(右は米倉涼子)(C)テレビ朝日

 俳優の遠藤憲一(55)がテレビ朝日「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜後9・00)に帰ってくることが1日、分かった。「御意!」のセリフでおなじみの海老名敬役を好演し、シリーズ第2弾からレギュラー出演。第4弾となる今回は第5話(10日放送)と第6話(17日放送)へのゲスト出演になるが、遠藤は「僕も大好きな役。僕は情けない役を演じるのが好きなんですけど、ドラマやCMでもそういう役が増えるきっかけになったのは、間違いなく海老名だったと思いますね」と自身の幅が広がった作品とキャラクターに愛着を示し、感謝した。

 主演の米倉涼子(41)演じる孤高の天才外科医・大門未知子が金と欲にまみれた病院組織にメスを入れる人気医療サスペンス。2年ぶりのシリーズ第4弾は天敵・蛭間重勝(西田敏行)率いる国内最高峰「東帝大学病院」が舞台。医療の本質を見失い、病院の格付けに躍起になる“白い巨塔”に立ち向かう。

 遠藤演じる海老名はシリーズ第2弾、第3弾、スペシャルに登場。蛭間の権力を前にプライドをかなぐり捨て、ひたすら「御意」と言い続け、時には蛭間の秘密が書かれた手帳をムシャムシャと食べるなど、仕え続けてきた腹心。現在は「国立高度医療センター」の金沢分院に飛ばされ、外科部長の座に納まっているが、今回は蛭間を窮地から救うべく金沢から駆け付け、満を持して「東帝大学病院」に姿を現す。

 遠藤は典型的な“上には弱く、下には強い人間”を、絶妙なバランスで表現。コワモテの顔なのに子犬のように目が潤んだと思えば、蛭間に反論できず“なで肩モード”でシュンと意気消沈するなど、中間管理職の悲哀を愛らしく体現した。ともすれば視聴者に嫌われかねないセコい役柄は“シリーズきっての愛されキャラクター”に昇華した。

 第4弾が始まるとインターネット上には「海老名ロス」の声が相次いだが、遠藤は「少しでも喜んでくれる人がいたら、うれしいですけどね」と笑みを浮かべ「(再登場は)うれしいです。今回はゲストという形での出演ですが、温かい『ドクターX』チームに囲まれながら、全力で海老名を演じたいと思います」と意気込んでいる。

 自身の役の幅が広がるほど「インパクトを与えられる“すごく情けない海老名”が誕生したのは、西田敏行さんがイジりまくってくださったおかげだと思います。今回、劇中で久々に蛭間院長と再会しましたが、やはりおもしろいですね!西田さんとのシーンはどんなアドリブが飛んでくるか予測不可能なので、ワクワクするんです。今回の再会シーンでも予想外の球が飛んできて、自分でも笑っちゃうようなやり取りになりました」と振り返った。

 遠藤の再登場に、米倉も「やっと出てきたか!ずっと待ってた!遠藤さんはいつも一生懸命、海老名先生のダメなところや、かわいそうなところを演じてくれるんです。そのお芝居が痛々しくて、本当にかわいらしくて…!今回は残念ながら2話だけではありますけど、魅力的な海老名先生に久しぶりに会えてうれしかったです」と大歓迎している。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る