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華があるのに土を感じ、芯をある

久野九平治さん(右端)と米作りチームの皆さん。それぞれに熱い思いを聞かせてくれました
Photo By 提供写真

 「人が原料の持つ力を凌駕(りょうが)することはできない。主原料の米を追求しないと酒造りの未来はないんです」と話す萬乗醸造の久野九平治さん。醸し人九平次蔵元です。

 世界の3つ星レストランで愛される洗練された味ながら、実態は泥臭く可能性を求めるとんでもない蔵。例えば、酒造りに活かすためにフランスでワイン造りも始めているのですから…。

 久野さんと訪れたのは兵庫県西脇市黒田庄。7年前から萬乗醸造の若手5人が、造り時期以外はここに住み酒米を育てている地です。山間で寒暖差があり良質な山田錦が育ちます。

 地元の名人に指導してもらい、心を込めて作る酒米。米作りチーム最年長の金子敦司さんは「毎年何か実験するんです。去年はブドウの様に稲穂を間引いたら大きな粒になるんじゃないかって、皆で一粒一粒、間引きました。でも稲が傷つけられたと勘違いして逆に小さいのしかできなくて(笑)」

 毎年何かしら試しながら、愛情たっぷりに育てる山田錦。自分たちの酒米で醸すお酒、違いはありましたか?

 「違いますね。味に芯が入り輪郭がはっきりする。土地の力強さが加わるというか…」。確かに…醸し人九平次のお酒は華があるのになぜか土を感じ、芯がある。こんな人になれたらな…。

 ◆前田阿希子 三重県出身。立命大卒。2006年毎日放送入社。テレビは「ちちんぷいぷい」金曜日、ラジオは「居酒屋阿希子」(土曜後5・45)などを担当。

[ 2016年8月10日 05:30 ]

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