頑張れ!インディーズ File18
時代と逆行する矢住ロックは若者の共感を得られるか
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矢住夏菜
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5月26日にマキシシングル「fall」を発売し、同時に初のワンマンライブを行う予定の矢住夏菜(20)。コンビニの店内でBGMとして流す話もあったが、「歌詞が過激すぎて、楽しくお買い物をするお客様になじまない」との理由で見送られた。癒しが求められる時代と逆行する、気持ちがズシンと重くなるロックは、同世代の若者に共感を得られるだろうか。
心を癒す歌が多いけど、私は発散したい
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矢住夏菜
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癒し系、とは対極の位置にある。新曲「fall」について、「文字通り落ちていってしまえ、という歌。安易な励ましではなく、抱えている怒りや不満を全部ぶちまけるような気持ちで歌っている」と矢住。「日本には心を癒すような歌が多いけど、私は発散したい。心の底から」。訴える言葉と視線は弱冠20歳とは思えない、意志の強さを感じた。
世の中にあふれる暗いニュースから、プライベートな出来事、恋愛まで歌詞の題材は幅広い。「曲を聴いていなくても、詞だけで目に留まるようなものを書きたい」と、自分で納得のいくものだけを世に放ちたいと強調した。
男らしくなりたい!ギターだって飾りじゃないんだ
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矢住夏菜
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子供のころから歌手志望。だが、楽器には全く興味がなかった。エレキギターを弾くようになったのは、約1年半前。「きっかけは突然としか言いようがない。今は日が暮れてから夜が明けるまで離さない。やり始めたらとことんやらないと気がすまない性質(たち)」。知識、経験ゼロのスタートから、曲作りにも手がけるようにまで進歩した。「ステージでは男らしくなりたい。飾りやおまけみたいにギターを弾いているとは言わせない」。迫力を感じる視線は、どこまでも本気。これで生涯食っていくんだという覚悟がうかがえた。
武道館や東京ドームに1、2年後に立ちたい
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矢住夏菜
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カナダ出身のバンド、ニッケル・バックやボン・ジョヴィに影響を受けてきた。最近気になっているのは、ビートルズ。「ギターのレッスンの先生から薦められた。特に初期のころのサウンドが気に入っている。40年前のサウンドとは思えない、メロディがとてもいい」。矢住の曲調とは違うタイプだが、それだけに新鮮に聴こえたようだ。
ビートルズも舞台に立った武道館や一握りのアーティストのみが公演できる東京ドームでコンサートをするのが「1、2年後の夢。メジャーにはなりたい。ライブで聴いた人の心を揺さぶりたい」。怖いもの知らず、と言うのは簡単だが、ギターの例が示すように、その可能性を信じてみたくなる新人だ。
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