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頑張れ!インディーズ File28

頑張れ!インディーズ File28

10年目を迎えてもなお自分たちの音楽を貫き通す

TRANSTIC NERVE
Photo By スポニチ

 12月で結成10年を迎えるロックバンド「TRANSTIC NERVE」(トランスティック ナーヴ)。兵庫県姫路市で産声を上げてからメンバーは変わらず走り続け、「自分たちが好きな音を出す」というシンプルだが、貫き通すのが難しいポリシーを大切にしてきた。メジャーとしての活動を停止し、再度インディーズの世界に戻った5人だが、年々スケールが大きくなっていく姿は、次の10年にどう進化していくか楽しみである。

30歳を迎えても“物分りのいいおじさん”にはならない

TRANSTIC NERVE
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 今年中にメンバー全員が30歳代になる。「世間から見れば、子供がそのまま大きくなったような感じでここまで来たと思う。だが、音楽に関しての純な気持ちは変わっていないし、これからも大切に持っていたい」と、ギターのTAL。96年に関西で結成、その1年半後には元X−JAPANのギタリスト、故hideさんに誘われ東京へ。メジャーデビュー、そしてまたインディーズへ。紆余(うよ)曲折を経て、10年もたてば純な部分がなくなって、物分りのいいおじさんになっていくのが常だが、5人の心の奥底には初心が今でも宿っている。

ようやく、TRANSTIC NERVEの土台ができた

TRANSTIC NERVE
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 当然、変化はある。進化といった方が正確だろう。「自分たちが好きな音を出す」という前提で、メンバーそれぞれが曲を作り、表現したいものをぶつけてきた。それが、ここ数年好きな音を出す基本スタンスは変わらないものの、「一つの方向性を決めるようになってきた」(ボーカル・TAKA)。

 「以前はアルバムができても、全体的に散漫な感じが残った。自分たちでも物足りないという感覚。一体、どの曲が俺たちなんだというのがなかった」とベースのRYO。昨夏にリリースしたミニアルバム「HOLE IN THE WALL」では、メンバー同士で議論に議論を重ねた。共通していた部分、考え方が違っていた部分、さまざまな発見があった。結果、「ようやくだが、TRANSTIC NERVEとしての土台が出来上がった」(TAKA)といえる、実感のある1枚が完成した。同時にファンや関係者など周囲の評価も良く、新しいTRANSTIC NERVEの歴史がスタートしたといえるミニアルバムとなった。

12月には10周年ライブ 独自の歩調でこれからも

TRANSTIC NERVE
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 現在、次のアルバムを製作中。年内に出せれば、というマイペースで進めている。しっかり土台を築いた後の注目の新作となるが、5人の気持ちはかなり前向き。TAKAは「プレッシャーもあるが、次はもっといいものができると思っている」。

 12月には結成10周年のライブも東京・渋谷で行う予定。最近、ファンを対象にアンケートを実施したところ、バンドの自信作や好きな曲と、ファンが気に入っている曲が比較的一致しているという結果が出た。「ステージと客席の感覚が離れていなかったということが分かり、とてもうれしい」とTAL。10周年ライブへの期待は大きい。

 以前は籍を置いていたメジャーに興味はないのだろうか。「巨大なシステムだと思う」(TAKA)、「一言では語れない。良くも悪くも」(ギター、シンセサイザー・MASATO)、「多くの人に自分たちのことを知ってもらえるチャンスを頂ける事はすばらしいと思う」(TAL)、「経験しないとわからないことが多いので、デビューはした方がいいと思う」(RYO)「微妙」(ドラム・MASAKI)、と答えはそれぞれ。メジャー、インディーズという区分けよりも、TRANSTIC NERVEとしての独自の歩調で歩いていけるかどうかが、5人にとっては何にも代えがたいもののようだ。

   

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