頑張れ!インディーズ File54
男が聞き惚れる、ハートに訴える音楽を
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せきずい
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男が聞き惚れる、久しぶりにハートに訴える音楽だ。夢、希望、恋愛…。人が生きていく中で必要な瞬間を身近な言葉に乗せて届ける中で、せきずいが心がけているのは等身大。ゴウは「みんなを励ますような歌を歌っているけど、弱い自分が助けてもらっている。オレそれが言いたかったんだよ、っていうような歌を歌っていきたい」。加えて、趣味はタンクトップ収集というキーボードのヨシアキは「情景が頭に浮かんでくるような言葉」で伝えたいと話す。
音に対するプライドはメンバー全員かなり強い。二度同じモノマネはしないという“モノマネの貴公子”はギターのテツヲは「ギターの音作りは主に太く、中低域が抜ける音作り」にこだわれば、ロバート・デニーロの熱烈なファンで無類の映が好きのドラム、リョウは「太くて温かみのある、コシのあるドラムサウンド」を追求。関西人だが関西弁をほとんどしゃべらないベースのカズヒロは「周りの音を壊さない、存在感のある音」を目指す。
いつまでも、やんちゃでいたい。8年目で青春期
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せきずい
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バンド名は1度聞いたら忘れないインパクトがある。「パンクバンドと間違えられたりすることもある。バンド名とメンバーの雰囲気にギャップがあるから、覚えてもらうのも早い」。余談だがバンド名を決めるとき、「耳たぶ」という候補もあったという。
いつまでも、やんちゃでいたい。そうメンバーは口をそろえる。「せきずい、ってそんなことやるの?とか言われ続けたい。小さくまとまりたくはない」とリョウ。結成から8年も経てば、考え方も行動も丸みを帯びた大人になっていくもの。しかし、せきずいはようやくバンドとしての青春期に入ったばかりといった様子。ここ半年で「バンドがトップギアに入った状態。これからどんんな道のりをたどって行くのか楽しみになってきた」とゴウは、手応えを感じている。
フリースペース、路上…。せきずいの歌を聞くことが目的でない場所で、どう足を留めさせるか。この命題をクリアしていくことで、バンドとして大きく成長していった。「ライブハウスのように音圧で勝負できない場所で、どうやってせきずいを知ってもらうか。ただ熱く歌えば、ただうまく演奏すればいいってもんじゃないことが、よく分かった。最初の印象も含め、見てもらう、聞いてもらうための工夫をしないと」(ゴウ)。わざわざ高いお金を払って、しかも友達まで連れてきてライブハウスで聞いてくれるファンはもちろんありがたい。その存在は宝物だ。
トップギアに入った「せきずい」号の今後が楽しみだ
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せきずい
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ただ、せきずいの音楽を広く聞いてもらうためには、不特定多数の彼らの音楽とはこれまで無縁の生活をしてきた人に訴える必要もある。そのことに気が付き、実行に移している5人の挑戦は一見、やんちゃ坊主の無謀さにも映りながら、目的を達成するために工夫を凝らす大人の面も垣間見える。そういう意味で、子供と大人の間、青春期と位置付けていいのではないだろうか。
4月1日にDVDを発売。ツアーは6月末まで続く。「でも、フリースペースとかの予定が夏場多く入っていて、どこでツアーが終わるのか、分からなくなってきた」とゴウは苦笑する。トップギアに入った「せきずい」号はどこまで疾走するのか。しばらく、フリーウエイを気持ちよく走っていくことは間違いなさそうだ。
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