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頑張れ!インディーズ File41

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“末恐ろしい”哲学的ロックバンドpegmap

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Photo By スポニチ

 12月13日にファーストミニアルバム「HAVE A NICE DAY」が発売される、ギターロックバンド「pegmap(ペグマップ)」。ボーカル・ギターの山本章人ら同級生4人組が醸し出す世界は、口当たりのいい軽い調子のJポップとは一線を画し、自分とは何なのか?を問いかけ続ける、哲学的な要素に満ちている。まだまだ荒削りなのは否めないが、音楽関係者をして「末恐ろしい」と言わせるバンドの今後が注目される。

かなりの辛口、ウザイくらいの深刻さと葛藤

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 甘ったるいカクテルのような口当たりではない。かなりの辛口。陽気なだけの“キャッチャーなJポップ”に慣れ親しんでいる人は、けいれんを起こして倒れてしまうかもしれない。8曲収録のミニアルバムの「HAVE A NICE DAY」というタイトルが、とてもブラックに思えてしまうほど、pegmapの世界はとても独創的だ。

「今ひとつ わからない 俺は一体誰だろうか」(ねーママ)「一体君はどうやって今まで生きてこれたの?一体君はどうやって人を愛するの?」(肖像)。冒頭の2曲で自分に向かって、他者に向かって生きることへの根源的な意味を問い続ける。「白けた惰性の生活 その果てにも何かを夢見る しょうがないね」(ドラマ)「駄目なやつが今更何やったって遅いんだよ そんなん俺にだってわかってんだよ」(ラクシヨウ)。早くも人生にあきらめつつも、何とか這い上がってやろうともがく葛藤は、20代前半の若者の象徴的な姿を見るようでもある。表面的なものだけで物事の価値を判断しがちな現代で、そこまで深刻に考えるのはウザイ、と同世代に受け入れられにくい面は多分にある。

ライブで歌っている姿は「怖いといわれる」

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 しかし、調子のいい、無責任に前向きな歌よりも現実を歌っているという点ではとても正直で嘘のない誠実さを感じる。歌詞は山本の手によってつむぎ出されるが、「出来るだけ普段の生活で身近にある言葉を使って自分の思ったことをそのまま書いている」。その他多くのインディーズバンドとひと括りにできない存在感のあるバンドになる可能性は十分ありそうだ。

 決して媚びたりもしない。ライブで歌っている姿は「怖いといわれる」と山本。MCなしで音楽だけを伝えている方が向いているとも分析する。確かに音楽を伝えるというよりも、訴える、問い掛けるといった趣がある。耳には心地よいが、すぐに消えてなくなるような歌ではなく、好き嫌いは別として強烈なインパクトを残す。

関東、関西を中心に約20カ所のツアー中

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 結成は高校時代。コピーバンドから脱皮して、オリジナルで初ライブをしたのが03年夏。そして年末に初のミニアルバムリリース。山本をはじめ、ギターの小池遼、ベースの冨田俊輔、ドラムの河村雄二のいずれも23歳のカルテットは徐々にではあるが、着実にステップアップしているのは間違いない。現在、関東、関西を中心に約20カ所のツアー中。大みそかは下北沢、渋谷とハシゴでライブを行うなど、年内もこれからも全力疾走の日々が続く。

    

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