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頑張れ!インディーズ File42

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メンランは真剣におちゃらけてるぜ!

メンズショップランジェリー
Photo By スポニチ

 通称“女アニキ”のボーカル、ばんゆうきの伸びのある歌声が強烈な印象を残す、ロックバンド「メンズショップランジェリー」。リーダーでベース・コーラスの山口サブリナ、ステージ衣装は全日本女子バレーボールのユニフォームというギター・コーラスのhanaの男性2人とともに、初のアルバム発表に向けて走り続けている。一見、悩みなさそうでおちゃらけているようにもみえるが、音楽、バンドに対する思いは真剣かつ熱い。ブレイクの予感がうずうずしている、“メンラン”のこれからが楽しみだ。

縁側に向かっている人生…今苦しくても笑って話せる

メンズショップランジェリー
Photo By スポニチ

 一度聞いたら忘れない。「メンズショップランジェリー」という奇抜なバンド名と、「らったったらら たらららー」で始まるシングル「スカイハイ」。出だしのユニークさもさることながら、続く歌詞にスケールの大きさを感じる。「闘え若者 大きく振りかぶり その胸に募り憂う想いを 明日に変えるのだ」。大きく振りかぶる――。いい表現だ。コントロールを重視して、小さくまとまる投手は大きく振りかぶったりはしない。強く、速い球を投げる、行き先はボールに聞いてくれ!という、はち切れそうな力がみなぎる。怒り、悲しみ、理不尽…、世の中にいっぱい不満を抱えて生きている老若男女にばんゆうきの歌声が背中を後押しする。「まずは、はじめの一歩を自分から踏み出してみようよ」と。

 「人生は縁側に向かっている」。ばんは日々そう思うという。「年をとってから、孫に聞かせられる失敗談があるといい。将来、笑って話せるようになるためにも、今苦しくても踏ん張っていこう」というのが、作品を生み出す上でのメンバー3人の共通理念。彼女自身、新しい歌いまわしを覚えたくて、声帯が切れてしまい、筆談を余儀なくされたこともあったり、度重なるメンバーチェンジでバンド内が落ち着かない時期を経てきた。「小さなつまずきだけどね」と笑い飛ばすが、言葉どおり、確実に縁側に向かっている経験をしている。

自称“お祭りバンド”は大のお酒好き

メンズショップランジェリー
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 何でも経験ということからなのか、01年2月の結成以来、さまざまな自主企画を開催してきた。05年12月には「クリスマスが近かったので、シャンパン飲み放題、クリスマス仮装グッズ無料貸し出し、来場者全員にプレゼントをあげた。夏にはカキ氷食べ放題、浴衣や水着で着てくれた人には1ドリンクサービス。カキ氷にテキーラまでかけた」(hana)と、自称“お祭りバンド”らしく、季節ごとに趣向を凝らしてきた。今度の春は?「甘酒かねえ」とばん。お酒好きのメンランらしく、いつも酒に行き着いてしまうようである。

 とはいっても、いつまでもイベントばかり、というわけにはいかない。リーダーの山口サブリナは「ワンマンライブをやりたい」と真剣勝負を望んでいる。バンドの最長ステージは過去1時間。「ワンマンで2時間くらいやれば、メリハリのあるステージを作れる。今のメンバーでやりたい」とリーダーは、未来予想図を語った。hanaは「映画のサントラをやりたい」と、別方向のベクトルにも興味を示している。

今私たちはメンランをやってるんだ!想いを自ら形にしていく覚悟

メンズショップランジェリー
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 「これから地下活動に入る」と、できれば春には初のミニアルバムをリリースする予定。曲もたくさんあり、ライブとは違ったアレンジでもやってみたいと意欲的だ。最近はメンバーの「視点がそろった」とばんは、バンドが一段階グレードアップしたことを肌で感じている。一時は解散の危機もあったが、「何で音楽をやっているのか」「メンランでやっている意味は何なのか」と問い続けた。結果として、「メンバーがお客さんではなくなった。誰かがやってくれるのではなく、自ら動く。今メンランやっているんだという意識が出てきた」と自己分析。方向性が統一されたことで、単なるその場だけ楽しければいいバンドから、ここでやっていこうという覚悟が決まった。「闘え若者 大きく振りかぶり その胸に募り憂う想いを 明日に変えるのだ」。メンランが名実とも、その歌の世界と同じ歩みをし始めた。

    

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