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頑張れ!インディーズ File36

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終わらない夏休み、「心の音」を伝えて歩く

ココロト
Photo By スポニチ

 今年に入ってメンバー2人が加入した、4ピースバンド「ココロト」。心にグッとくる音(心の音)を出したいという願いを込めた曲は、どれも優しく語りかけるようだ。9月末まで「エンドレス夏休みツアー」と題して、関東近辺を回りながら、「心の音」を伝え歩いている。

日常のさまざまな思いやシーンを切り取った風景

ココロト
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 明け方近いファミリーレストランの一角でつむぎ出される曲は、ボーカル&ギターの浅見洋明の日常のさまざまな思いやシーンを切り取ったものが下敷きになっている。「他の場所で書ければ、全く違った曲ができるのかもしれない。だけど、夜明け前のファミレスでしか、生み出せないから仕方がない」と浅見。「僕なんか寄り道ばっかりで 気付いたらこんなところさ」(BGM)「泣いて笑って行ったり来たりを 繰り返している僕らの毎日」(虹)のように、昨年リリースした自主制作アルバム「BGM」の収録曲には、経験から連想する風景が、歌詞として生命を得る。明け方に作ることが多いというだけあって、「幻風景」ではその雰囲気がこう綴られている。「空は夜が覚める頃に でたらめ色に染まる 壊れそうで消えそうなくらいの紫色に」。

等身大で生活に溶け込む音楽を奏でる彼ら…黄色い声援が欲しいな

ココロト
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 作っている本人が「1年くらい経って聞き直してみると、何を歌おうとしていたのかが見えてくる」というくらい、ココロトの歌には強制的な力は感じない。「聞いた人が、それぞれ違った情景を持ってもらいたい。歌詞は説明しすぎないようにしている」。なるほど、何度も聞いて自分なりに消化していかないと、心の音は響いてこない。のんびりリラックスしながら聞くのが、ココロトとの対話の仕方のようだ。テーマは「等身大」に置いている浅見。タイトルの「BGM」は、生活に溶け込むような曲として聞いてもらえれば、という思いでつけたという。

 今年、ギターの吾郷冬樹、ベースの山田宜延が加入。「ガッツがある音になった」と、バンドがパワーアップしたことを実感している。7月からツアー中だが、当面の目標としては「近いうちに盛大なワンマンライブをやりたい」。じっくり聞かせるタイプの曲が多いが、メンバーは冗談半分に「黄色い声援が飛んでくるようなステージにしたい」とおどけてみせた。

いいラブソングを書いてみたいな…

ココロト
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 今後のアルバムの発表は未定。浅見自身は「いいラブソングを書きたい」としている。悩みは想像の世界では詞が書けないこと。「想像したことを詞に入れることもあるが、架空の世界だけでは書けない。自分が日常として、経験したり感じたりしないと…」。人間としての幅や経験を積み重ねていくことで、浅見にしか書けないオリジナルのラブソングが生み出されるか、注目したい。

 ツアーファイナルは、9月29日の下北沢GARAGE。どんな「心の音」を響かせてくれるか、楽しみだ。

  

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