頑張れ!インディーズ File13
他を圧倒するカリスマロックバンド「KING」
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KING
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全国のライブハウスシーンで圧倒的な支持を集める5人組のロックバンド「KING」。他のインディーズバンドを寄せ付けない動員力が、彼らの実力、カリスマ性を物語る。バンドの核となるのが「パーティーロック」。“楽しまなければ意味がない”“何でもあり”をコンセプトに、あっという間に観衆を引き込むステージパフォーマンスが最大の魅力だ。放たれる圧倒的な存在感。2月1日にリリースされた3rdアルバム「INNOVATOR」も話題を集めている。
RYOを中心に本気で楽しむ「パーティーロック」
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KING
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━━最初はバンドではなく、ソロのRYOと、バックで手伝うメンバーという関係だった
RYO(ボーカル) もともと僕が「楽しい空間で歌っていたい」をコンセプトに1人でやっていて、それを手伝ってもらっていたんです。ただ、活動していくなかで、もっとクオリティーを上げたい、よいものを作りたいという欲求が高まってきて、だったらバンドとしてやりたいなと思ったらメンバーも快諾してくれた。5人になってからも「楽しもう」っていうのが最初にこないとつまらないなあ、というところから始まって、それでもだんだんとシビアになってきて、最近ようやく“本気”になった感じ。それまでも本気じゃなかったわけではないんですが、事務所や、お世話になったり関わってくる人が増えると自分たちの肩にかかる重みも変わってきて、そこでより一層頑張ろうと思えるようになっています。
━━本気のなかにも基本は「楽しむ」。それがKINGの代名詞にもなっている「パーティーロック」
RYO 自分たちが楽しんでいないと、お客さんにも伝わらない。だから楽しむのが大前提。それにハードロックとかだと敷居がグッと高くなる気がするんですよ。近所のお兄ちゃん的存在にはなりたくないけど、一緒になってファンを引き込んであげられるようにしたいんです。トゲトゲしさもあるけど柔らかさも持っていたい。それがいわゆるパーティーロックという言葉になっています。
Junichiro(ベース) 曲を作るときにいろいろ考えているんですが、例えば振り付けだったり、しょうもないことでもお客さんから目を向けてもらってそこから曲にたどり着いてもらえるんなら積極的にやらないと損じゃないかと思うんですよ。
RYO 人からはそういうところはいいねって言われているので、これは長所だと思って伸ばそうと頑張っています(笑)。どうにかして(まだKINGを知らない人に)音までたどり着かせたいんですがね。一番いいのは音楽で届けられること。でもなかなか…。それはどのバンドのみなさんも苦労されてるところだと思う。本当に入口はどこでもいい。最後に僕らとシンクロするというか、重なり合う瞬間があればハッピーだし、そういう人が増えてくれればこれほどうれしいことはないですね。
━━しかし、ただ楽しんでいるだけでもない。ファンとの間の緊張感も大事だと考えている
RYO 一線を越えないようにしていますね。限界どこまでいけるかというせめぎ合いみたいなものは大切かなと。ステージ上で思わずこいつらと友達になってしまうんじゃないかという瞬間があるんですが、踏み越えてはいけないとリーダー(Junichiro)からきつく言われているんで(笑)。
Junichiro 自分たちが最前でやっていると周りが見えなくなって、友達づきあいになってしまうことが多々ある。それじゃお遊戯のお兄さんになってしまうし、ちょっと行き過ぎ。あくまでも目指すのはロックスターなんだから。楽しく見せるのに、遊んでいるように見られては絶対ダメ。真剣にどうやれば楽しめるのかシビアに考えていかないといけない。
RYO だからライブには嘘がない。嘘をつくとクオリティーの低いライブになってしまう。言葉にしても「ありがとう」なんて心に思ったときにしか言わない。だから悪態もつくし、雰囲気が違うと感じたら曲を止めて違う演奏もする。それについてきてくれるお客さん、メンバーにはありがたいと思っていますが、ここは絶対に譲れないところ。バンドが大きくなって、しがらみなんかも増えたとしてもここを排除する気はサラサラないですよ。そこが一番のよさだと思っているんで。
“アニキ”嶋大輔は俺たち×50人くらいの人
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KING
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━━KINGといえば、先日ライブに嶋大輔さんが応援に駆けつけたことで反響を集めた
RYO (嶋とは)付き合いが長いわけじゃないが、僕らを“かわいい弟分”と言ってもらっている。一緒のステージに立たせてもらったときにはオーラを感じました。だって、僕らの世界が一瞬にしてアニキの世界へともっていかれたんですよ。それってすごいことだし、いい経験させてもらったなあって思ってます。
Junichiro そうなるには長いこと培ってきたものもあるし、もともと持ってるものでもあると思う。たいしたことでない話でもお客さんはみんな真剣に耳を傾けていて。普段の顔とは違う感じがしてさすがやなって思いました。自分がどんな場所にいても自分らしさを出すこと。これが大事なんですよね。
RYO 柔らかさ、優しさのなかにギラギラがある。“俺を見ろオーラ”が僕たち×50くらいの人。僕らはパーティーロックで楽しんでいるけれど、獲物を狙う鷹のような目を見ると、まだまだヒヨコだなって思いました。その差を埋めていくというか、自分たちもこれから学んで培っていきながら、それが伝染していって、集団としてもっと大きな存在になれればいいなと。
━━3rdアルバム「INNOVATOR」が好評です
RYO ライブバンドとしての原点に立ち帰った作品。今までで一番生々しく、荒々しく、今のKINGを伝えるには一番いいアルバムだと思ってます。歌詞についても綺麗な言葉を並べてるわけではないので拒絶する人もいるかもしれないけれど、嘘がない分、そのときそのときの状況だとか年齢だとか、背景すべてを反映できているんじゃないかと思ってます。
TAKAFUMI(ドラム) そのときのブームじゃないけど、一番出したいものが素直に出ているアルバム。シリアスな曲もあれば、ポップもあり、聞かせたいものもあれば、暴れてる曲もある。そのときそのときの表情のどこに照準を合わせるかでライブも音源自体も変わってくるんで、そのときの自分たちの本物、ホットなものを出している。経験したこと、やりたいことをやっているということ。それは散漫という意味じゃない。軸にはしっかりとKINGというものがある。
RYO 1枚目はKINGとして記録に残したかったというのがあって、2枚目は作品へのこだわりを出した。そして3枚目はまだ行ったことのない世界に向けて、そういうところへ「チャレンジャーとして向かって行くよ」。言葉にすればそういうコメントになりますね。
まだKINGを見ずして待ってくれてる人のためにも…
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KING
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━━個人的な夢や野望は
TAKAFUMI 人間性がでる音にしたい。人間っぽいなという音楽。ここ数年、そういう音の流れではなかったので、バンドマンとしてもアーティストとしても、聴いて見て分かる音の作れる人になりたいですね。
Yoshiyuki(ギター、ボーカル) 今までやってきたバンドや生きてきた中で、自分は安全パイのところにいたがる人間だった。ライブの前でも事前に組み立てたり、ぬかりのないようにしたりと。でもこのバンドはイレギュラーなことをするんですよ、ライブは生ものなんだからと。曲順が変わっても対応していこう、その空気を大切にしようとする。このバンドはずっとそういう経験をしていくんでしょう。武道館でやるようになっても曲順は変えてしまうんだろうけど、予定よりいいものができるのだったらそれに順応していきたいと思うし、対応できるファンの子も増えていったらいいと思う。
Junichiro 最初に音楽を始めたロックスター像っていうものはいまだにあるし、言葉は悪いけどやはり売れたい。パーティーロックじゃないけれど、たくさんの人をまきこんで、たくさんの人と楽しめたらいい。まあ、音楽だけに限らずガツガツしていきますよ。
Hideaki(ギター) 嘘偽りのない自分、素直な自分をより自然な形で出せたらいい。レコーディングにしても後から詰め込んだり、技術的にうまいところをピンポイントで使ったりもできるんだけども、そういうきれいなものを取るよりも、そのときの自分だったり、ステージにしても何を表現したいかとか、素の状態の自分を見せたい。窓口を、自分のポテンシャルを広げることにチャレンジすることを念頭に置いていたいですね。
RYO まだ行ったことのない土地、まだKINGを見ずして待ってくれている人がいると信じて、できるかぎり遠征したい。沖縄から北海道まで。海外もいいですね、LAとか。メンバーを連れていきたいですね、エコノミーですが(笑)。日本に限らず、メンバーといろいろな場所に行って、いろんな経験をして、ステージをしたり遊んだり。そいういうのも今年の目標にしたい。みんなで経験したことはきっとバンドに還ってくるものだと信じていますから。
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