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頑張れ!インディーズ File7

頑張れ!インディーズ File7

新しいエンターテイメントを魅せるユニット

ベスパ☆くまメロ
Photo By スポニチ

 互いの感性に引っぱられ合うようにして結成された「ベスパ☆くまメロ」。デジタルサウンドを軸に、聴かせるより魅せることをメーンとするエンターテイメント性あふれるユニットだ。打ち込みの中にも枠にとらわれることのない、激しさ、柔らかさ、そして楽しさがあふれるサウンド。既成概念とは無縁の発想を吐き出しながら、現在は都内のデジタル系イベントを中心に活動している。

音楽に限らず、何か面白いものができれば

ベスパ☆くまメロ
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━━2人の出会いはかなり運命的だったとか

入倉もん吉 地元山梨の情報誌でコラムを書いていたのですが、あるとき1度9ページの特集を組んでもらったことがあったんです。それをたまたま(桑舘が)読んで「私と感覚が近い。自分は詞を書いているのでそれに曲をつくってほしい」と連絡をもらったのがきっかけ。

桑舘あずみ 感覚がもう自分と同じみたいで、一緒に何か面白そうなことができそうな感じがした。それまで1人で詞を書いて、写真を撮っていたんですが、ちょうどそういう人を見つけて面白いなと。

入倉 相手のことはまったく知らないし、どんな人なのか実は警戒していた(笑)。でも会って話をしたら感覚的に近い、同じだなってことが分かった。それじゃあ、これまでやりたくても仲間がいなくてできなかったことをやっていこうと。写真撮ったり、絵を描いたりデザインしたり…その中のひとつに音楽があった。

━━2001年3月に結成したが、最初は音楽活動だけじゃなかった

桑舘 特に何かを目指していたというわけではなく、誰かが面白がって飛びついてくれたらそこから発展させていければと。ただ、みんながやりたがらないものをやろうというのはあった。地元の子供番組にほぼ毎日出ていたんですが、子供番組はみんなやりたがらないですよね。でも私たちは出ていて、結構、子供とかお母さんとかには人気がありましたね。

入倉 地元でコンテストがあったのでこっそり応募したらそこに出場することになって。そしたら賞をいただき賞金ももらったので、音楽に力を入れていこうと。ただ、見た目が派手なのでお祭りとかの野外イベントに呼ばれることは多くても、ライブハウスなんかは、県民性というか同じようなバンドがいないからブッキングが難しいようでなかなか呼んでもらえず…。そんな中、昨年2月に東京のイベントに出たのをきっかけに横の広がりが増えた。それで東京に出てきたという感じです。

DVDを発売、聴くことより観て欲しい

ベスパ☆くまメロ
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━━目指すのはデジタルパフォーマンス系ユニット

入倉 デジタルを核にして面白いものを広げていけたら。マニアックにやるのではなく楽しみながらやっているので、曲だけじゃなく動きやパフォーマンスを含めてお客さんに楽しんでもらいたい。デジタルって無機質なものにとらえられることもあるけど、自分たちは、初めてでも受け入れられやすいように作っている。

桑舘 ライブも分かりやすいというか、観てすぐに面白いと思ってもらえるはず。だからCDというものを出してないんですよ。DVD。まずは観てもらわないと。

━━ライブでの見せ方に、かなり強いこだわりを持っている

入倉 お客さんはCDを聴きにきてるんじゃなくてライブを観に来てる。曲もパフォーマンスありで作ってますし、まずは自分も楽しむこと。例えば普通のバンドだったらギターソロみたいなものがあるけど、うちらは楽器らしい楽器がないから「刀ソロ」とか「ご飯ソロ」「しゃもじソロ」っていうのをやる。和風な感じのサウンドで日本舞踊をやったり、ご飯を食べたり、しゃもじを使ったパフォーマンスをやったり。地元ではお笑いユニットに見られたこともありますが(笑)、くだらないこととか、やったもん勝ちみたいな感覚ですね。

桑舘 デジタルとはいってもロックの要素だったり、みんなで踊って楽しめるというノリのよさがあったり。トーテムポール(肩車)をやるパフォーマンスもあるんですが、この前のライブではお客さんがそれをつくってくれて。参加型になるというか、それが一番うれしい形ですね。

入倉 自分たちはエンターテイメントでありたいんです。ただ、ライブが終わったあとは放心状態になってしまう。間を開けず、無駄な時間をつくらないようにぶっ通しでやるのでしんどいんですよ。今年3度目の年男なんで…体がキツイ(笑)。

1度のライブにたくさんの楽しみがある

ベスパ☆くまメロ
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━━どのバンドも目指すのはメジャーだが、2人はそれほど執着していない

桑舘 漠然となれたらいいなあというのはありますが、ライブ中心で、(メジャーになりたいという)アピールは特にはしてませんね。今はやりたいことができているけど、メジャーになってそれができなくなる可能性も出てくるわけだから。自分たちのコンセプトとしては、そうなるのが一番イヤ。

━━まだまだやりたいことはいっぱいある

入倉 今は大きなことではなく、いろんな人に観てもらいたい。音楽を聴いただけでは伝わらないし、こういうことをやってるんだよって口で言っても分からないから、まずは多くの人に観てもらって一緒に楽しんでもらえるのが第一。

桑舘 こちらは大きいことを言わせてもらえれば(笑)、海外で活動したい。やって反応を見たい。ある人に「このバンドはヨーロッパに行くとウケる」って言われて。向こうは日本のアニメが人気だし、受け入れられる要素はあるかなと。テクノもすごいし。まあ「向こうでやればイケる」っていうその言葉にまんまと洗脳されてしまったというか…。そういったアピールしないとなあって思ってはいても、その仕方が分からないから、まずは地道にやっています(笑)。

入倉 最近は、違う流れの人から声を掛けていただくことも多くて。アキバ系とか違うつながりもできてきた。基本的には打ち込みの音楽だけど、限定することなく節操なくやっていく。とにかくライブ。1回でたくさんの要素や楽しみ方がある。週刊少年ジャンプみたいな感じでとらえてもらえれば。

  

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