頑張れ!インディーズ File35
横浜のリーサルウェポンがリスナーの魂を揺さぶる
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ALL FOR MEAL
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“横浜のリーサルウェポン”、“極悪バンド”などと形容される、ハードコアパンクバンド「ALL FOR MEAL」。ゴツゴツとした、決して肌触りの良くない、男くさい音を出す4人組が8月9日に初のミニアルバム「UNITE」をリリースした。昨年末、ギター&ボーカルの脱退により、新生ALL FOR MEALをスタートさせた、そのメモリアルの意味合いもある7曲は、キャッチャーな曲が氾濫する音楽シーンの中ではひと際異彩を放ち、圧倒的なパワーで聞く者の魂を揺さぶる。
「メシを食うために」音楽を続けるが「金のために」信念は変えない
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ALL FOR MEAL
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最近は死語なのかもしれない「骨がある」という言葉をミニアルバムを聞きながら思い浮かべた。反骨心、ハングリー…21世紀には辞書でしかお目にかからないフレーズが次々と頭の中をよぎる。粗雑かもしれないが、傲慢ではない。「悪い雰囲気を持ったバンドは、他にはないので、それも一つの特徴」と、ALL FOR MEALを04年に結成した、ベース&ボーカルのJACKIE(31)。バンド名が表すところの意味は「すべてはメシを食うために」と説明したが、JACKIEはこうも言う。「金のために大切なものを変えてまで音楽をやりたくはない」。メジャーという巨大なシステムに、背を向けてわが道をどこまで通せるかの、男の真剣勝負が今後も果てしなく続く。
ボーカルの脱退…全てをリセットして生まれ変わった
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ALL FOR MEAL
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06年、生まれ変わったALL FOR MEALは、ノルかソルかの勝負を年初めからしなければならない環境にあった。ボーカルの突然の脱退。当然、これまで演奏してきた曲をそのままやるのは厳しい。
年間100本はこなす、ライブが生命線のバンドに躊躇している暇はなかった。年明けからギターのVAI(25)が、ギターボーカルを担当、新メンバーとしてHOLE(24)を迎え、新スタイルですぐにステージに立った。「バンドが順調な時だっただけに、脱退はつらかった。新メンバーで伝えられるものを、と考えたときに全てを変えようと決意した」とJACKIE。リセットして8カ月でミニアルバムを出したのは、異例の早さとと言えるだろう。
現実から逃げない、ポジティブに立ち向かう
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ALL FOR MEAL
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社会問題や政治など、歌詞のテーマとして取り上げるものは、極悪のイメージとは対照的にかなり真面目。「UNITE」のジャケットには2丁の銃が描かれているが、それは戦争、紛争への嫌悪と反対を断固として示したもの。「みんなで聞いて一緒に楽しみましょうというバンドではない。曲を聞いてそれぞれが何かを感じてくれ、なおかつ共感してくれればいい。現実から逃げるのではなく、ポジティブに向かって生きて行けという願いを伝えたい」。これが総意だ。
メジャーデビュー、なんて夢は彼らにとっては別世界。それよりも「世界規模で通用するようになりたい」(VAI)。メロディックパンクやメタルなど、影響を受けてき欧州や米国の音楽シーンの中で、認めてもらえるかどうか、将来的には力試しをしたいという。ミニアルバムのリリースも特別な意味を持たないとさえ言う。「感情から出たものが、そのまま音になった。喜怒哀楽を音にした」という、直球勝負のスタイルで日本を飛び出す機会をうかがっている。
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