頑張れ!インディーズ File14
あじさい切符でショートトリップ?
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あじさい切符で
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大阪・京都を中心に活動する5人組「あじさい切符で」。70年代を彷彿させる日本語歌詞を乗せた、どこか懐かしさの漂うメロディーが耳に心地いい。邦楽と洋楽、そして過去と現在…心で弾けるポップセンス。温かで穏やかな情景が浮かぶ彼らの曲を聴いていると、ふとどこかにショートトリップしている気分にさせてくれる。
心地よく、やわらかなメロディーのロック
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あじさい切符で
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━━印象に残るバンド名ですが
梶田篤史(ボーカル) ひとりで曲をつくっていたときにデモを送るときがあったのですが、個人名で送るよりも、名前があった方がいいと思ったんです。京都にあじさいが有名なところがあって、そこに電車乗り放題の企画チケットがあった。それで、その切符の名前からつけました。音の響きと字の感じが好きというか。だから、(切符と一緒で)最後の「で」は必要なんです。ほかは考えられなかったですね。一番しっくりきたんで。名前の由来に関してファンからは特に何も聞かれたことはないです。聞いてほしいくらいなんですが(笑)
山田祐太郎(ベース) 知らないうちに決まってました(笑)異論はなかったですよ。
━━どこか懐かしく、気持ちのよい音楽が心を優しくしてくれる
梶田 一応、今まで聴いてきたのはロック中心だったし、自分たちのジャンルを大きく分けるとロックかなとは思ってます。ただ区分けはあまり気にしていないですね。系統といえば「サニーデイサービス」とか「はっぴいえんど」など言われます。あとは「The Sea and Cake」とか、そういう音楽も好きなので、自分たちの音楽とうまく混ざればいいなあとは思ってます。
━━心地よく柔らかいメロディーと70年代の邦楽ロックを思い出させる歌詞。梶田さんのセンスを織り込んだアルバム「僕にとっては違うんだ」が好評です
梶田 はっぴいえんどやサニーデイサービスの影響について、一番言われます。そういう風に言われるまで影響を受けているとは思っていませんでしたね、知らず知らずのうちに受けていたというか。予想以上に言われるのは、うれしいといえばうれしいんですが、自分が客観的にリスナーとして聴いた場合の印象と、人が言ってるのとは違うというかズレている。そこを修正しないいけないかなと思ってます。
人をかきわけていくより、音を磨きたい
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あじさい切符で
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━━詞に関しては、どこか文学的な香りも漂う
梶田 てきとう英語で歌っているデモがあって、それを何回も何回もイメージが出てくるまで聞いて、そこから詞を書いています。なのでメッセージを言った方がよさそうなイメージの曲ならばメッセージ性の強い詞をつけるみたいな…曲のイメージが重要ですね。今後は詞として独立させてもみられるようにしたい気持ちもちょっとあります。はっぴいえんどもそうですが(自分たちの歌について)文学的なイメージを持ってくださる方もいてくれてるので。そう思ってくれてる人は、詞としても成立した方が好きと考えているという印象がありますから。
━━次回のアルバムも制作中。どんな仕上がりになりそうか
梶田 「僕にとっては…」が予想以上にサニーデーサービスっぽいって言われたので…。いろいろ聞いている音楽もあるし、それを混ぜる感じで違う形にしたい。ごくたまに、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとかポストロックよりの影響とかにも気付いてくれる人もいるので、そこを強く出したいとは思っています。いつ出せるかはちょっとまだ分からないですね。まだ考えている部分の方が多いし、もう少し幅の広いものにしたいと思ってもいるので。
━━バンドを知ってもらうこと、認知してもらうことの難しさを感じている
梶田 バンド名も曲も聞いたことがなかったけど、たまたま試聴したらよかったって人がいて。そういう人がいっぱいいてるなら、そういう人にはまだ届いていないというか。好きな人には届くと思うのですが。とにかく露出を多くしたり、ライブハウスでの活動を多くしたり。場所は大阪と京都なんですが、まだまだ自分たちは定着していないですね。これからはもっと音源をよくしたいというのがあって、ライブと音源の両方でしっかりさせて、自分たちを露出できる機会があればいいですね。そんなに焦らずに…。
山田 でも、知ってもらうために人をかきわけ、押しのけていきたいというのはありませんね。それよりも音の方を充実させたいというか。大きいことを言ってしまえば、音源がいいからかきわける必要がないくらいになればいい。好きな音楽をつくるのは人をかきわけてではなく、元がいいからいいと思うわけで。自分たちは音楽をやってるんだから、かきわけることに力は入れたくないですね。
石田沙恵美(キーボード) そうですね…人をかきわけてやっていくのは好きじゃないです。もうちょっと知ってもらいたいっていうのはあるんですが。
「あじさい切符で」でずっと音楽をやっていきたい
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あじさい切符で
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━━マイペースなメンバーですが、個人的な抱負や夢は
梶田 メロディー、リズム、ハーモニーが音楽の三大要素と言われてますが、僕はメロディーが一番好きで、サラサラーって楽譜に書いて、それをファクスで送るという生活がしたい。アレンジも重要だと思っているので両立できたらいいですね。
山田 アレンジに力を入れたい。このバンドをやっているのは梶田君の曲が好きだからで、ほかにはないもんやと思っている。梶田君の作品を、自分の能力でさらによくできたらいいと思う。だからもっとアレンジを勉強しないといけない。ある程度まで任せてもらえるまでやって、今聴いてくれている人もいいなあと思ってもらえるのが目標ですね。これが近い将来。遠い将来の目標としては、どんな音楽もわかるようになりたい。ジャンルに関係なしに分かるようにして、アレンジなり曲作りができるようになればいい。
石田 他のバンドじゃなくて「あじさい切符で」でしか演奏したくないくらい曲も詞も好き。これからもここでキーボードを弾いていきたい。ただ、もうちょっと名前が売れてほしいかなというのはある。音楽でご飯を食べていくのは難しいと思うけれど、食べていけるくらいなれればいいなと。それからCDのジャケットとかブックレットとかデザインしてみたい。
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