黒岩知事、神奈川県内で深夜に鳴り続けた津波注意報関連エリアメールについて謝罪「私自身も寝不足です」

[ 2022年1月16日 16:20 ]

<東京SG・トヨタ>スタンドでトンガ国旗を掲げるファン(撮影・篠原岳夫)
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 神奈川県の黒岩祐治知事(67)が16日、自身のツイッターを更新。16日未明に津波注意報に関連したエリアメールが神奈川県内だけ頻繁に発信されたことについて原因を明かして謝罪した。

 黒岩知事は4回に分けてツイッターに投稿。1本目で「未明より、津波に関して緊急速報メールが何度も配信されました。原因を調査したところ、委託業者が誤ったプログラムを設定していたことが明らかになりました」と原因を明かすと「ただちに回収作業を終えましたが、二度とこのようなことのないように再発防止を徹底します。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と謝罪。

 2本目で「度重なる深夜の津波注意報の誤送信により、多くの県民の皆さんが眠れない夜を過ごされたと思います。また、受験生の皆さんにはたいへんなご迷惑をおかけしました。ホントに申し訳ございませんでした」と重ねて謝罪すると、3本目で「『改修作業』の間違いでした」と1本目の内容を訂正。4本目で「津波注意報の誤送信。委託業者の設定作業ミスが原因であっても、もちろん県の責任です。業者に責任を押し付ける気はありません。ですから、私が謝罪しています。私自身も寝不足です」と続けた。

 15日午後に南太平洋のトンガ沖で海底火山の大規模噴火があり、同日夜から16日にかけて、日本列島の太平洋沿岸の潮位に大きな変化を観測。神奈川県にも津波注意報が出たが、県内では同じ内容のエリアメールが数時間で20本以上も届き、ネットには「うるさすぎて眠れない」と怒りの声が殺到した。エリアメールをオフにする人も相次いだが、オフにしてしまうと実際に危機が訪れた際に逃げ遅れる可能性もあるため困惑の声もあがっていた。

 黒岩知事は1980年4月から2009年9月までフジテレビで報道記者、番組ディレクター、キャスターなどを務め「FNNスーパーニュース」「報道2001」などを担当。2011年4月に神奈川県知事に就任し、現在3選目となっている。

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