「笑点」新メンバーは桂宮治 年収1000万セールスマンから転身 29年ぶり抜てき真打昇進の超実力派

[ 2022年1月1日 16:54 ]

桂宮治
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 日本テレビの国民的人気番組「笑点」の元日特番「お正月だよ!大喜利まつり」(土曜後3・00)が1日放送され、新メンバーに桂宮治(45)が加入することが発表された。新メンバーが加わるのは5年7カ月ぶり。

 宮治は落語家になる前、化粧品会社で年収1000万円を稼ぐトップセールスマンだった。しかし07年に結婚した際「1回きりの人生なんだから」と仕事を辞め、落語家に転身。それでも持ち前の話芸とセンスですぐに二ツ目に昇進し、数々の賞を総ナメにした実力派だ。さらに神田伯山や柳亭小痴楽らとユニット「成金」を組んで、若手落語ブームの火付け役となった一人でもある。昨年2月には、笑点の司会を務める春風亭昇太以来29年ぶりとなる抜てき真打に。先輩5人を抜いて昇進を果たした。番組では「これからの落語界を背負う逸材中の逸材」と紹介された。

 大喜利メンバーの林家木久扇は「とっても落語が面白いし、その場の空気を作るのがうまい人」、三遊亭円楽は「活きはいいね。元気がある」と絶賛した。

 この日の番組で宮治の名前が発表されたが、本人は不在。自宅からリモートで出演し「なんで呼んでくれないんですか~!自宅の子供たちの勉強机の前にいます」と寂しげ。

 昇太が「お呼びしなかったのはワケがありまして、宮治くんね、落語界の中ではほんとにメキメキ出ている若手として有名でしょ。落語ファンも知ってるんですよ。ところが、一般の皆さんの知名度はどうかというと…そこで、作戦用意しました」と日本テレビの看板番組がズラリと書かれたボードを掲げた。

 「各番組に出演して、顔を売ってもらって知名度を上げてもらって。そうそうたる番組よ?『さんま御殿』から『深イイ話』とかね。(笑いをかっさらうという)ミッションクリアできたら、ここに来てもらおうということで」と作戦を発表。

 各番組で爪痕を残すために、林家木久扇が「変装していかないと」と珍提案でボケて「それじゃあわかんなくなっちゃうでしょ!」と盛大にツッコまれるシーンもある中、宮治は「頑張ります!よろしくお願いします!」と緊張気味に意気込んだ。23日の放送から初登場となる見込み。

 12月26日の放送をもって、林家三平が大喜利メンバーを卒業。その後任となった。26日の放送で三平は「諸先輩方、本当にありがとうございました。視聴者の皆さんも、お世話になりました。これから武者修行に出かけて、立派な身体になって戻ってきます。そうなりたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。それでは、行ってまいります!」と挨拶し、客席から大きな拍手がおくられた。

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2022年1月1日のニュース