橋下徹氏「報道機関としてあるまじきずさん極まりない」爆問・太田の裏口報道訴訟、二審も勝訴でコメント

[ 2021年12月24日 18:34 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(56)が日大芸術学部に裏口入学したとする週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして新潮社に損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁は24日、新潮社に440万円の支払いとインターネット上の記事削除を命じた一審判決を支持し、双方の控訴を棄却した。判決を受けて担当弁護士・松隈貴史氏と橋下総合法律事務所・橋下徹代表が太田が所属する事務所「タイタン」を通じてコメントした。

 太田の父親が800万円を渡して太田を裏口入学させたという18年8月の報道に対し、太田側が約3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟。一審判決は発行元の新潮社に440万円の支払いと、ウェブ上の記事削除を命じた。

 同社が控訴したことを受け、太田側は新たに中づり広告での謝罪掲出を求めたが、同誌は先月30日の発売号で中づり広告を終了。太田側によると、それでも請求は変わらず、謝罪のための中づり広告を出すように求めている。

 担当弁護士の松隈氏は「控訴審においても謝罪広告が認められなかったことは残念ですが、新潮社側の主張に理由がないことについてはかなり踏み込んだ判断をして頂いており、その点に関しては非常に良かったと思っています。新潮社は上告される意向を示された様ですが、上告審は法律審であり、事実を争う場ではありませんので、ご再考頂き、太田様の名誉回復に対して真摯に御協力を頂きたいと思います」とコメントした。

 橋下代表は「今回の週刊新潮の取材方法は報道機関としてあるまじきずさん極まりないものでした。芸能人に関する報道であっても、今の時代にあっては、確たる裏付けを持っておこなうべきです。報道機関は、本判決を充分に参考にしていただきたいと思います」とした。

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2021年12月24日のニュース