「日本沈没」最終回は16・6% 今年の日曜劇場1位の期間平均15・8%!看板枠の貫禄 全4作品ヒット

[ 2021年12月13日 09:05 ]

日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」の主演を務めた小栗旬(C)TBS
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 俳優の小栗旬(38)が主演を務めたTBS日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」(日曜後9・00)の最終回(第9話)が12日に2時間3分スペシャルで放送され、平均世帯視聴率は16・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが13日、分かった。期間平均は15・8%。1月期「天国と地獄~サイコな2人~」の15・5%、4月期「ドラゴン桜」の14・9%、7月期「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の13・8%を上回り、同局看板枠・日曜劇場の今年トップとなる高視聴率。今年の日曜劇場は全4作品がヒットと貫禄を示した。

 最終回16・6%は番組2位の高視聴率フィニッシュ。同時間帯(後9・00~11・03)横並びも、他局が軒並み1桁とダントツのトップだった。

 日曜劇場最終回の2時間3分スペシャルは、同枠としては11年1月期「冬のサクラ」最終回(3月20日)と並ぶ10年ぶり最長タイの放送分数。オンエア中の午後9時55分には「#日本沈没」がツイッターの国内トレンド1位に輝くなど、SNS上で反響。放送終了後には「北海道と九州」「フォッサマグナ」「田所博士」もトレンド入りした。

 初回15・8%、第2話15・7%、第3話15・7%、第4話15・5%、第5話16・9%、第6話15・8%、第7話15・4%、第8話13・5%、最終回16・6%と推移。

 個人視聴率は初回9・7%、第2話9・4%、第3話9・4%、第4話9・4%、第5話10・2%、第6話9・8%、第7話9・3%、第8話8・3%、最終回10・2%。

 小栗が2010年10月期「獣医ドリトル」以来11年ぶりに同局の看板枠・日曜劇場に主演。1973年に刊行された小松左京による不朽の同名名作SF小説を原作に、当時も扱われた題材「環境問題」を2021年バージョンとして鮮明に描く。原作に大きくアレンジを加え、舞台は2023年の東京。国家の危機に瀕してなお、一筋の希望の光を見いだそうとひた走る究極の人間ドラマがオリジナルのキャラクター&ストーリーとして繰り広げられた。

 最終回は、東山総理(仲村トオル)を狙った爆破テロのニュースは全世界に大きな衝撃を与えた。国内の情勢が不安定と判断され、移民計画に影響が及ぶことを恐れた日本政府は、早急に里城副総理(石橋蓮司)を総理代行にして世界へアピール。しかし、移民計画が進行していた矢先、さらなる悲劇に襲われる。天海(小栗)や常盤(松山ケンイチ)ら未来推進会議が中心となって事態の打開に挑むが、状況は改善しない。そして、全世界から日本人移民の受け入れ停止が発表される。追いうちをかけるように田所博士(香川照之)は「日本沈没まで、もう時間がない」と警告。それでも天海は関東に残り、最後の1人を救うまで闘う決意を固めるが、ついに恐れていた日本沈没が始まる…という展開だった。

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