橋下徹氏 NHKBSの生中継中止「アダルトグッズの企業であっても違法でないんだったら」「ビビりすぎ」

[ 2021年12月6日 11:15 ]

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。オランダで行われているカーリング北京五輪最終予選の松村千秋(中部電力)谷田康真(コンサドーレ)組の初戦のNHKBS1の生中継が急きょ中止されたことに言及した。

 この試合はNHKBS1で5日午後5時から生中継の予定だったが、急きょ放送が中止になった。別番組が流れるテレビ画面には、「カーリング ミックスダブルス北京オリンピック世界最終予選「日本×アメリカ」はお休みにします ご了承下さい」というテロップが表示された。世界カーリング連盟は「進行中のスポンサーの権利問題のため、放送は現在中断されています。問題をできるだけ早く解決するための作業が進行中です」との声明を発表。最終予選のスポンサーには、オランダのアダルトグッズ専門のオンラインショップも名を連ねており、このことが原因となっている可能性がある。

 橋下氏は「アダルトグッズの企業であったとしても、それが違法でないんだったら何が問題になるのかってことですよね。だから基準があいまい…、企業として認めているんだったら、それは認めないと。僕は逆にそれは誹謗中傷、差別にも当たると思いますよ。違法なんだったら、その企業活動を認めなければいいわけでね」と自身の考えを述べた。MCの谷原章介(49)が「大会の主催者側が認めているスポンサーですもんね」と言うと、橋下氏は「それを品位だとか何とかっていうようなね、あいまいなことであれば、その企業で働いている従業員の人に対しても失礼だと思います」と指摘。

 谷原が「図案等とかが卑猥だったら話が別かも知れませんけれど、NHKとしては番組を買っていてお金の支払いとかは法的にどうなるんでしょうか」と聞くと、「それはどうだろう。それが契約で向こう側の方に責めに帰すべき事由があれば、お金が帰ってくるんでしょうけど、僕はこれ、大会主催者側に責任があるとは思わないんで、これはNHKが料金返せっていうのは言えないでしょうね」とし、谷原の「事前の調査不足なんでしょうか」には「そんなこと言い出したら、NHKの政見放送で、とんでもない政見放送をいっぱい流してるじゃないですか、ひどいのを。あれも表現の自由で認められているんですよ。それを認めているわけですから、今回のアダルトグッズの方も違法だったらダメだと思いますよ。そうじゃないんだったらしっかり認めるってこともNHKはしっかりやった方がいいと思いますよ。それだったらあの政見放送を何とかしろっていうんですよ」と主張。

 谷原が「同意見ですが、同時に思うのは子どもがね、テレビってメディアの特性として不特定多数の誰が見るか分からないっていうことを気にしてるのかなとも思うんですが」と言うと、「でも図案は関係ないんでしょ」と言い、永島優美アナウンサー(29)の「ただNHKとしても放送することに問題があるのかも知れないというような考えもあったのかも知れません」にも「ちょっとビビりすぎですよ、NHKも」と語気を強めていた。

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2021年12月6日のニュース