東国原英夫 「録音テープを聞いた。泉田さんが言ったことは事実」泉田衆院議員「裏金要求された」発言

[ 2021年12月2日 16:08 ]

 元宮崎県知事で衆院議員も務めたタレントの東国原英夫(63)が2日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。泉田裕彦国土交通政務官が1日に国会内で記者会見し、10月の衆院選を巡り自民党新潟県連元会長の県議から裏金を要求されたと主張、県連に県議の除名を求める文書を提出する考えを示したことに言及した。

 県議は取材に「全くの事実無根で作り話。(泉田氏に)選挙に必要な経費は払わなければいけないと言ったことはあるが、金の要求などするわけがない」と否定。泉田氏を相手に提訴する検討を始めたと明かした。泉田氏によると、9月4日、県議の自宅に呼ばれ、県議から「泉田さん、勝とう。2000万や3000万の金を惜しんで一生を投げ出してはいけない。信用できる人に(金を)まとめて渡せ」と言われた。泉田氏は違法な買収を示唆されたと感じたとし、音声データを公開する方針。

 東国原は「昨日、泉田さんに会いまして話をうかがいました。録音も30分、聞かせていただきました」と明かし、「泉田さんが記者会見でおっしゃってることは事実です。おっしゃっている範囲内で事実です」と話した。録音内容については「各地域に信用できる人間がいるからそのへんに配りなさい、配りなさいっていう表現使ってたかな。使いなさい、みたいな言い方でした」とし、「どのタイミングで音声データを出しかってことでしょうね。これから提訴するのか、あるいは第三者が告発するのか、分からないので多くは言えないんですが、おそらく政治とカネ、文通費をきっかけに、もちろん河井夫妻の事件もあったんですけど、選挙っていうのは民主主義の根幹にかかわるものなので不正があってはいけない、お金が裏で動いちゃいけないという正義感から泉田さんは声を上げられたんじゃないか。自民党全体が変わらなきゃいけない」と話した。さらに「党本部はそうじゃないかも知れませんが、地方になるとそれぞれ対応が異なる。昭和のような金権政治がまだ残っているような体制もあるので、そのへんを正していかないといけないという正義感から、政治家としての理想論を全うされるつまりではないですかね」とした。

続きを表示

2021年12月2日のニュース