「おかえりモネ感謝祭」ファン選ぶ名場面1位は?りょーちん永瀬廉「マジか」「鼓動が聞こえんちゃうかな」

[ 2021年10月17日 09:15 ]

宮城・気仙沼で行われた連続テレビ小説「おかえりモネ」ファン感謝祭に参加した(左から)高田彪我、前田航基、清原果耶、恒松祐里(C)NHK
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 女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)のファン感謝祭の様子が16日深夜(深夜1・29~2・14)、「“おかえりモネ”ファン感謝祭in気仙沼」として総合テレビで全国放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 9月23日、宮城県気仙沼市の気仙沼市民会館で公開収録が行われ、清原をはじめ、幼なじみ役の恒松祐里(22)前田航基(22)高田彪我(19)が登壇。約15倍の抽選倍率をくぐり抜けた約430人が集まり、会場は熱気に包まれた。座席数を約半分にするなど、新型コロナウイルス対策を徹底。歓声は控えながらも、ファンは大きな拍手や手旗を振るなどして4人を迎えた。

 仙台放送局はファンが選ぶ名場面ベスト3をアンケート調査。1位は第78話(9月1日)、幼なじみたちが久々に汐見湯に集結。震災の日から抱えてきた思いを、ぶつかり合いながらも打ち明けるシーンだった。

 亮「重い話かぁ。話しても地獄、話さなくても地獄なんだよね。オレが話したら、みんな話せるようになんのかな?でもさ(明日美と三生の手を取り)もうできないじゃん、昔(小学生の頃、山に行き)UFO呼んだ時みたいに、こうしてみんなで円くなって手つないで叫ぶ、みたいなの。もう大人だし。心を一つに、とか、そんなの無理だし。結局、誰も何も言えないし、祈ってもUFOは来ない。オレももう改造されない。一生、ずっとこのまま。でも、それはしょうがない」

 三生「(離れかけた亮の手を両手で握り返し、泣きながら)UFOは来たよ。だってオレ見たもん、だから泣いたんだよ。そうだよ、来たよ、あん時。みんなで祈れば、叶うんだよ。そんでな、おまえなんかチョロいから、すぐもっといい感じで改造されるしな。オレだって、ちゃちゃっと坊さんになるんだよ」

 三生「みんなバラバラのとこいたって、これからだってUFOは呼べんだよ。信じてるよ。手なんかつながなくたっていい(亮の手を離す)。心を一つになんかしなくたっていい。オレらはUFOだって何だって呼べんだよ!(5人に)泣くな!」

 亮「泣いてんの、おまえだろ。言ってること、めちゃくちゃだよ」

 三生「オレら、もう普通に笑おうよ」

 久しぶりに顔を揃え、泣いて笑った6人の“若き者たち”。それぞれの道は違えど、この時ばかりは、山にUFOを呼びに行った小学生の頃のように、心は一つ。三生の思いが、亮を諦観から救った。

 視聴者の涙を誘った名場面。亮役のKing&Prince永瀬廉(22)はVTRメッセージ。「お~。なるほど。そこが1位やったんですか。これ、会場で聞きたかったな~。三生と(腕を組み、握手して)『やったな!』って、やりたいもんな。マジか、そこが1位か。ありがとうございます!意外でした。あそこのシーンは、僕自身としても亮としても幼なじみに助けられました。握られている手から三生の鼓動が聞こえんちゃうかなっていうぐらい、きましたね、僕の中では。必死な顔で僕に訴え掛けてくれたので、たいぶ印象に残っています」と喜んだ。

 恒松は「この日の撮影は、みんな集中度MAXという感じ。第1週から演じてきた積み重ねが全部凝縮されたシーン。初めて深い話ができて、これをきっかけに同級生たちがまた一歩、成長できたかなと思います。一番印象に残っています」、前田は「普段、三生は幼なじみたちの中にいると一番明るいヤツ。この時のりょーちんの顔を見ていると、これはみんなのために“本当のこと”を言うんだっていう、三生なりのいつもとは違う優しさが引き出されました。りょーちんの顔とか、それこそ手の温度とか湿度に物悲しさがあって。(亮の手を)つかみ返さなきゃ、もうどっかに行っちゃうんじゃないかという表情だったので、凄く自然に引き留められたというのはあります。みんながあの撮影に挑むまで自分の役について悩んできたからこそ出た空気感だったんじゃないかなと思います」と振り返った。

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