橋下徹氏 ノーベル物理学賞・真鍋氏の“日本に帰りたくないワケ”に「結構、深刻なこと」

[ 2021年10月7日 08:41 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が7日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ノーベル物理学賞に決まった真鍋淑郎・米プリンストン大上席研究員(90)が米国籍を取得した理由について言及した。

 真鍋さんは5日にプリンストン大で記者会見し、国籍を変更した理由について「日本の人々は、非常に調和を重んじる関係性を築きます。お互いが良い関係を維持するためにこれが重要です。他人を気にして、他人を邪魔するようなことは一切やりません。だから、日本人に質問をした時、『はい』または『いいえ』という答えが返ってきますよね。しかし、日本人が『はい』と言うとき、必ずしも『はい』を意味するわけではないのです。実は『いいえ』を意味している場合がある。なぜなら、他の人を傷つけたくないからです。とにかく、他人の気に障るようなことをしたくないのです」と説明した上で、「米国ではやりたいことをできる」と強調。そして「米国では、他人の気持ちを気にする必要がありません。私も他人の気持ちを傷つけたくはありませんが、私は他の人のことを気にすることが得意ではない。アメリカでの暮らしは素晴らしいと思っています。おそらく、私のような研究者にとっては。好きな研究を何でもできるからです」とし、最後には「私はまわりと協調して生きることができない。それが日本に帰りたくない理由の一つです」と語り、会場の笑いを誘った。

 谷原章介(49)が「とても面白いと言いますか、とんちの効いた答えで返してらっしゃいましたけども、橋下さんはなぜ日本にいらっしゃるんですか?」と聞かれた橋下氏は「僕は協調を重んじるタイプですから」と笑いながら答えつつ、「真鍋さんが言っていることって僕ら笑いにしてしまっているけど結構、深刻なことですよ」と指摘。その理由を「外国からいろんな人を集めるってことにおいては、今の日本社会ってものがやりにくいってことを外国の人は感じるだろうし、やっぱりコロナ対応が象徴例だと思う。今、緊急事態宣言が明けているのに何の法的根拠もないのに、何となくみんな同調しなければいけないってことで営業を自粛していくってね」と説明し「真鍋さんじゃ絶対にこんなの耐えられないと思いますね」と話した。

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2021年10月7日のニュース