元“族”総長のイケメン落語家・瀧川鯉斗 初冠番組で「江戸百景」巡る街歩き「新しい自分見せたい」

[ 2021年7月6日 05:30 ]

「瀧川鯉斗の古今東京ぶらり噺」で初冠番組を持つことになった瀧川鯉斗(右)と、進行役を務めたフリーアナウンサーの大橋未歩(左)
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 “イケメン落語家”として人気急上昇中の瀧川鯉斗(37)の初冠番組が放送される。BS朝日で11日午後1時から放送の「瀧川鯉斗の古今東京ぶらり噺」。浮世絵の名作・歌川広重の「名所江戸百景」で描かれた場所を巡る街ブラ番組。普段は高座用の和服姿だが、今回、ベージュのシャツにパンツという私服を初公開。「番組の話が来たときは本当にうれしかった。落語にも生きて、学びもある。ぜひ楽しんでもらいたい」とアピールした。

 1メートル82の長身と甘いルックスで、雑誌「LEON」などでモデルとしても活躍。そんな瀧川は、名古屋の暴走族「天白スペクター」の12代目総長という異色の経歴を持つ。16歳で暴走族入り。時には100人以上を率いて夜の名古屋を駆け抜けた。「総長の時は落語という文化があることも知らなかった」と振り返った。総長引退後、俳優を目指し上京。アルバイト先の新宿のレストランで落語会を開いていた師匠の瀧川鯉昇(りしょう、68)と出会った。「一人で何役もこなす姿が衝撃的。すぐに入門しました」と話した。

 修業時代は趣味のサーフィンで日焼けすると「そんな真っ黒で花魁(おいらん)とか演じられるか!」と寄席の関係者に怒鳴られた。「当時は甘かった」と振り返るが、19年5月には令和初の真打ちに昇進。「昔の自分に会えるなら“バイク乗って楽しいと思うけど、落語の一つくらい覚えて”って言いたい」と笑った。

 番組進行役のフリーアナウンサー大橋未歩(42)は「若いけど人情味あふれる人」と印象を語る。瀧川は「全てはご縁のおかげ。新しい自分をこの番組で見せていきたい」と張り切っている。

 ◇瀧川 鯉斗(たきがわ・こいと)本名・小口直也(おぐち・なおや)。1984年(昭59)1月25日生まれ、愛知県出身の37歳。09年に二ツ目昇進。19年5月に真打ち昇進。出ばやしは虎退治。今月4月からTBS「ゴゴスマ」の木曜コメンテーターとして出演。過去にテレビ番組で浅田真央さんから「顔がタイプ」と告白されたことがある。血液型O。

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