清水美依紗 シンデレラ“デビュー”、ディズニー・プロジェクト日本版テーマソングに抜てき

[ 2021年6月3日 05:00 ]

ディズニープリンセスの祭典「アルティメット・プリンセス・セレブレーション」の日本版テーマソングを歌う清水美依紗
Photo By 提供写真

 ディズニー作品のヒロインにスポットを当てた世界的なプロジェクト「アルティメット・プリンセス・セレブレーション」の日本版テーマソングの歌手に清水美依紗(みいしゃ、21)が起用された。まだデビュー前の新人。まさに清水のシンデレラストーリーが始まる。

 プロジェクトは「勇気と優しさ」をテーマに、ディズニー作品のプリンセスやヒロインに関するイベントや動画配信を世界規模で行うもの。テーマ曲のタイトルは「Starting Now~新しい私へ」で22日に配信開始。オリジナルの英語版はグラミー賞歌手ブランディ(42)が担当する。日本語など10以上の言語で展開予定だ。

 清水が抜てきされたきっかけは動画アプリ「TikTok」。投稿した歌唱動画が、ディズニー側の担当者の目に留まった。担当者は「ずばぬけた歌唱力と、曲のタイトル通りにまさに今、スタートして大きく羽ばたいていく将来性に注目した」と起用理由を説明した。

 清水は「連絡を受けた時はギャーッと叫びました」と大喜び。中学時代に合唱部で活動し歌手を志すと、高校時代にテレビ東京の「THEカラオケ★バトル」で優勝。卒業後に「表現力を磨きたい」と米ニューヨークへ留学し、演劇学校で2年間学んできた。

 好きなディズニープリンセスは「リトル・マーメイド」の人魚姫・アリエル。「“人間の世界に行きたい”という夢をかなえるために絶対諦めない。私も背中を押してもらった」と振り返る。

 今回の曲も頑張る人を後押しするようなメッセージソングで「新しい一歩を踏み出す勇気と優しさを伝えていけたら」と意気込む。将来は「物語をしっかり届けられる表現者になりたい」という清水。全米デビューが目標の自分自身にとっても大きな一歩となる。

 ◆清水 美依紗(しみず・みいしゃ)2000年(平12)3月10日生まれ、三重県出身の21歳。日本人の父とフィリピン人の母を持つハーフ。音楽好きの母の影響で3歳からバイオリンやピアノに触れる。好きな歌手はアリアナ・グランデ(27)。高校時代にアリアナの来日に合わせたオーディションに参加し、審査員特別賞に選ばれた。

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2021年6月3日のニュース