武井壮 大坂なおみの会見拒否で私見 賞金半額返上など「経済的な観点」で妥協点設定を提案

[ 2021年5月31日 14:49 ]

武井壮
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 タレントの武井壮(がテニスの全仏オープンで1回戦に勝利した後の会見を拒否し、主催者側から1万5000ドル(約165万円)の罰金を科された大坂なおみ(23=日清食品)について、SNSで私見を述べた。

 武井は「試合後の会見が苦痛でやりたくないと言う事ならば、シンプルな解決策として試合の獲得賞金を半額受け取る契約などを付帯すればいいのではないか」と提案。「返上する賞金はスポンサーに分配して返金、もしくはスポンサーがOKなら他の選手の賞金に分配することでバランスが取れる」とした。

 「選手の活動とは別に、多くのスタッフがスポンサー獲得に向けて尽力し、大会を設営し、その広報活動に従事し、放送局との調整、ボランティアの確保、会場の確保、警備、集客、アコモデーションなど様々な業務をこなしている。その上で優勝はじめ優秀な成績とメディア露出を果たした選手への最大のリスペクトとしてスタッフの年収の数十倍から100倍にもなる高い報酬が設定されている」とし、選手の活動は裏方のスタッフの活動の上に成り立っており、イーブンの関係であると述べた。

 試合以外の露出に協力しない場合は「手に入れるのは名誉のみでもいいはずだ」とし、「ならば経済的な観点で妥協点を設定すればいい。これは“精神状態”などを理由に両者が争う問題ではなく仕事の作業量と報酬を巡るシンプルな契約の問題であるべきだと思う」とした。

 さらに「この世の中に“スポーツが上手いだけ”で手に入る報酬は存在しないのである。スポーツが金を産むのではない。そこに携わる全ての人の“業務”によりスポンサー企業の全ての社員の尽力で得た利益からアスリートの報酬は確保される」とつづった。

 また、私見として「自分自身の感じる“ストレス”も同じく自分だけが受けているわけではない。誰もが受けている可能性のあるものだと認識してみんなでシェアしつつ、思いやりつつ争わず軽減していければいい。そう考える強さもアスリートとして、タレントとして持ち併せたいと思う」と記して締めくくった。

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2021年5月31日のニュース