「メレンゲの気持ち」来年3月に終了…放送25年の節目「新鮮さを求めての決断」

[ 2020年10月15日 05:00 ]

いとうあさこ(左)と久本雅美(日本テレビ提供)
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 1996年4月にスタートした日本テレビの土曜昼のトークバラエティー「メレンゲの気持ち」(土曜正午)が、来年3月に終了することが14日、分かった。高視聴率で日テレの土曜日を支えた人気番組が、放送25年の節目で幕を閉じる。

 タレントの久本雅美(62)が開始時から総合司会を務めるトーク番組。久本が熟練の話術でゲストの素顔を引き出すトークを展開し、お茶の間に笑顔を届けてきた。石塚英彦(58)が街ブラしながらグルメを楽しむコーナー「通りの達人」も根強い人気を誇る。

 視聴率が苦戦しての終了ではない。昼間の番組ながら平均世帯視聴率は7~8%ほどで推移しており、同時間帯ではほぼ毎週トップの数字を記録している。同局関係者は「節目の25年を前に、新鮮さを求めての決断。番組としての役目は十分に果たした」と説明し、「新たな番組に良い形でバトンを渡したい」と話した。

 番組の特徴は、久本のほか2人の女性MC3人で進行すること。このMCを数年ごとに入れ替え、司会業に縁がなかった多くの女優を起用してきた。菅野美穂(43)や水野真紀(50)、三吉彩花(24)らが新たな一面を見せたほか、11年には当時7歳の女優芦田愛菜(16)を抜てき。「バラエティー番組の史上最年少MC」として話題になった。

 現在は久本、いとうあさこ(50)、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子(25)の3人に加え、16年に初の男性MCとして加入した「Hey!Say!JUMP」の伊野尾慧(30)が出演中。同局関係者は「形式を大きく変えずにここまで24年間やってこられた。数字が良いうちに終わるのも一つの手」と話した。

 同局は「番組の制作過程についてはお答えできません」とした。

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