「半沢直樹」9・6第8話を急きょ休止し9・13に延期 コロナ禍で撮影に遅れ 代替は半沢キャスト生番組

[ 2020年9月1日 16:27 ]

主演を務める日曜劇場「半沢直樹」の製作発表に出席した堺雅人(C)TBS
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 TBSは1日、9月6日に放送を予定していた日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)の第8話を、新型コロナウイルスの影響による撮影の遅れのため急きょ休止し、オンエアを1週飛ばして翌週9月13日に延期すると発表した。これに伴い、9月6日は代替番組として「半沢直樹」のキャスト・スタッフによる異例の“1時間の生放送”に差し替えた。

 TBSは「放送日程変更に関するお知らせ」と題し「いつも番組をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。9月6日(日)に予定していた日曜劇場『半沢直樹』第8話の放送ですが、急きょ、翌週の9月13日(日)に延期させていただくことになりました。予定通り放送することができず、誠に申し訳ございません」と報告。

 理由については「新型コロナウイルスの感染拡大により、撮影等の制作スケジュールに大きな影響が出ており、直前まで作業を続けていましたが、やむを得ず、放送を延期することになりました」と説明し「視聴者の皆様にはご迷惑をお掛けいたしますが、番組を最後まで楽しんでいただけるよう、キャスト・スタッフ一同、全力を注いでまいりますので、ご理解賜りますよう、お願い申し上げます」と理解を求めた。

 代替番組については「9月6日(日)は『半沢直樹』のキャスト・スタッフが一丸となって、1時間の生放送をお届けします」とした。

 当初は4月19日スタート予定だったが、新型コロナウイルスの影響による撮影中断を挟み、3カ月遅れで待望の幕開けとなった。

 平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は初回22・0%、第2話22・1%、第3話23・2%、第4話22・9%、第5話25・5%、第6話24・3%、第7話24・7%と推移。第5話は、番組最高&今年ドラマ1位&令和ドラマ1位の記録を更新。7年ぶりの続編となったが、「#半沢直樹」が7週連続でツイッターの世界トレンド1位になるなど、大反響を巻き起こしている。

 俳優の堺雅人(46)が主演。2013年7月期に放送された前作は、ベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成民放ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。

 7年ぶりの続編となる今作も同じく池井戸氏の小説「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。半沢は大和田常務(香川照之)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社・東京セントラル証券へ出向。IT業界の雄・スパイラルの買収をめぐり、親会社・東京中央銀行との全面戦争に突入した。半沢は大手IT企業・電脳雑伎集団の粉飾を突き止め、銀行の証券営業部長・伊佐山(市川猿之助)らに“倍返し”。銀行本店に返り咲いた。それも束の間、今度は破綻寸前の巨大航空会社・帝国航空の経営再建を任され、国家権力という巨大な敵と闘うことになる。

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