「半沢直樹」第4話 総合視聴率は35・4% 調査開始後ドラマ歴代1位!17年「ドクターX」最終回超え

[ 2020年8月18日 18:00 ]

主演を務める日曜劇場「半沢直樹」の製作発表に出席した堺雅人(C)TBS
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 俳優の堺雅人(46)が主演を務めるTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)の第4話(8月9日)の総合視聴率が35・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯)を記録したことが18日、分かった。第3話34・4%を1・0ポイント上回り、番組最高を更新。さらに、2016年10月に総合視聴率の調査が始まった後、全局ドラマの中で歴代1位に浮上した。リアルタイム視聴率はもちろん、総合視聴率、個人視聴率と“新指標”も高視聴率を連発している。

 総合視聴率とは、リアルタイム視聴率と「録画再生率」「録画視聴率」とも呼ばれるタイムシフト視聴率(録画機器などで放送後7日以内、168時間以内に視聴)の合計(重複は差し引く)。ビデオリサーチが2016年10月3日から調査を開始。録画機器の性能向上、スマートフォンなどを使用したスマートデバイスによるテレビ視聴など、多様化した視聴形態に即した視聴率算出が近年の課題だったが、検討を重ね「総合視聴率」「タイムシフト視聴率」を新しい指標として採り入れた。

 「半沢直樹」の視聴率の推移は以下の通り。

 <リアルタイム視聴率>初回(7月19日)22・0%、第2話(7月26日)22・1%、第3話(8月2日)23・2%、第4話(8月19日)22・9%、第5話(8月16日)25・5%

 <タイムシフト視聴率>初回13・9%、第2話13・3%、第3話14・3%、第4話16・1%

 <総合視聴率>初回33・0%、第2話32・9%、第3話34・4%、第4話35・4%

 第4話のリアルタイム視聴率は第3話から微減したが、タイムシフト視聴率が番組最高。結果、総合視聴率は自己最高をマークした。さらに、今回の35・4%は17年10月期のテレビ朝日「ドクターX~外科医・大門未知子~・最終回」(12月14日)の35・2%(リアルタイム25・3%、タイムシフト12・5%)を上回り、総合視聴率の調査開始以降、全局ドラマのうち、最高記録を塗り替えた。

 また、個人視聴率は第1話13・4%、第2話13・6%、第3話14・1%、第4話14・8%、第5話15・2%と右肩上がり。初回にして、今年の全ドラマ最高だった1月期のTBS「テセウスの船」最終回の13・3%を上回り、1位に浮上。以降、今年の全ドラマ最高記録を塗り替え続けている。

 第5話のリアルタイム視聴率は番組最高&今年ドラマ1位&令和ドラマ1位となる25・5%。総合視聴率の動向も注目される。

 【個人視聴率】テレビメディアの価値をより正しく示すべく、ビデオリサーチが3月30日から公表。世帯視聴率はテレビ所有世帯のうち、何世帯がテレビをつけていたかを示す割合(例=5世帯のうち2世帯がテレビをつけていれば世帯視聴率は40%)。個人視聴率はテレビ所有世帯内の人数のうち、何人がテレビをつけていたかを示す割合(例=5世帯にいる12人のうち3人がテレビをつけていれば個人視聴率は25%)。個人視聴率は世帯視聴率より数字そのものは目減りするが、視聴人数の換算が可能になる。関東地区は調査世帯数を900世帯→2700世帯と拡大した。

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2020年8月18日のニュース