「愛していると言ってくれ」特別版で25年ぶり“復活”トヨエツ&常盤貴子「うれしい」リモート同窓会も

[ 2020年5月23日 12:00 ]

1995年7月期に放送され、社会現象を巻き起こす大ヒットとなったドラマ「愛していると言ってくれ」が2020年特別版として復活、25年ぶりの地上波放送が決定。主演の豊川悦司と常盤貴子(C)TBS
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 過去ドラマの特別編放送が相次ぐ中、1995年7月期に放送され、社会現象を巻き起こす大ヒットとなったTBS金曜ドラマ「愛していると言ってくれ」が2020年特別版として本放送から25年ぶりに“復活”し、今月31日から4週連続でオンエアされることが23日、分かった。いずれも日曜午後2時からの3時間枠(※一部地域を除く)。ラブストーリーの名手・北川悦吏子氏(58)が脚本、豊川悦司(58)と常盤貴子(48)が主演を務めた恋愛ドラマの名作で、豊川と常盤による“リモート同窓会”企画も実現。豊川は「このタイミングで、またこのドラマを見ていただける、あるいは初めて見ていただけるというのは大変うれしいことです」、常盤は「これまでも多くの方々に愛されてきたドラマだったんですが、今まで見たことがなかった人たちにも見ていただける機会ができたというのは、とてもうれしいです」と喜び。25年の歳月を経て、再び大きな話題を呼びそうだ。

 「愛していると言ってくれ」(全12話)は95年(平7)7月7日~9月22日に金曜ドラマ枠(金曜午後10時)で放送。幼い頃に聴覚を失った後天性聴覚障害者の新進青年画家・榊晃次(豊川)と、アルバイトをしながら劇団に所属し演技の勉強を続けている女優の卵・水野紘子(常盤)による言葉を超えた純粋なラブストーリー。懸命に手話を覚える紘子の熱い思いに、晃次の閉ざされた心は次第にほぐされるが、言葉が伝わらず、誤解が生まれ、そして会えなくなる。恋する者にとって最もつらく厳しい、この3つの障壁が2人の前に立ちはだかる…。

 視聴率は全12話平均21・3%、最終回で番組最高となる28・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大ヒット。「DREAMS COME TRUE」による主題歌「LOVE LOVE LOVE」も約250万枚を売り上げ、この年のオリコンシングルランキング年間第1位となった。手話サークルへの入会者が爆発的に増えたきっかけを生んだと言われ、第33回ギャラクシー賞テレビ部門大賞も受賞。恋愛を通して、人間的にも仕事の上でも成長していく2人の愛の過程を繊細なカメラワークを駆使して描き、TBSのラブストーリーの決定版となった。

 今回は特別企画として、豊川と常盤によるリモート対談も全4回放送。撮影時のエピソードや手話など25年前を振り返り、そして、思いを伝えることがことが困難な「今」を語る。

 豊川は「このタイミングで、またこのドラマを見ていただける、あるいは初めて見ていただけるというのは大変うれしいことです」、常盤も「これまでも多くの方々に愛されてきたドラマだったんですが、25年ぶりに地上波で放送が決まり、今まで見たことがなかった人たちにも見ていただける機会ができたというのは、とてもうれしいです」と喜び。

 豊川は「25年前は携帯電話やメールで連絡を取ることができなかった時代で、今はあまり描かれなくなった『純愛』がテーマ。でも、2020年の若者にも何かを感じていただけると思っています。楽しんでご覧いただければと思います」、常盤は「当時『手話って素敵だな!』と思ってくれた人たちがたくさんいたように、これを機にまた『手話』という美しい言語の魅力を感じてもらえたらいいなと思います」と願っている。

 ◆「愛していると言ってくれ 2020年特別版」放送日時
 5月31日(日)午後2:00~5:00
 6月 7日(日)午後2:00~5:00
 6月14日(日)午後2:00~5:00
 6月21日(日)午後2:00~5:00

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