ウエンツ瑛士 レギュラー番組MC復帰!英留学で芽生えた夢…“謙さん流”で世界を目指す

[ 2020年4月14日 06:45 ]

ポーズを決めるウエンツ瑛士(撮影・会津 智海)
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 18年10月に英ロンドンへ留学し芸能活動を休止していたタレントのウエンツ瑛士(34)が、14日放送の日本テレビ「火曜サプライズ」(後7・00)でレギュラー番組のMCに復帰し、活動を本格再開させる。英国舞台の本場・ウエストエンドのステージに立ちたいと海を渡って1年半。現地で何を得られたのか。その思いを聞いた。

 顔立ちがシャープになった印象だ。「語学学校とレッスンで毎日クタクタで、お酒を飲む機会も少なかった。というか、飲めなかった。パブのラストオーダーが午後11時。レッスンが終わって帰ったら、もう開いてない」。それだけ充実した日々を送っていた。

 語学と演技を学んだ1年半。「オーディションでどこの国の人に見られるのか、エージェントは見つかるのか、ビザの問題はどうか。いろんな目的があったけど、ほとんどは達成できた」

 朝から語学学校に通い、夜は演劇や歌、ダンスのレッスン。昨年11月には、舞台を上演した。プロデューサーを務め、脚本家に新作の本を書いてもらい、小屋を借り、スタッフも集めた。「1時間20分の2人芝居。全編英語でやるのは初めてで、良い経験になった」と振り返った。

 目標だったウエストエンドの舞台は「遠くなったと感じる」と正直に明かした。「何年もレッスンを受けている人が何万人いて、たどたどしい英語を話す日本人はごまんといる」という理由だ。そこで、考え方を変えた。

 頭の中で切り離していた日本と英国の活動を、つながっていると考えるようにした。「現地の人に“今までの自分を否定するのではなく、キャリアをもっとうまく使いなさい”と言われて。例えば、渡辺謙さんは日本で実績をつくり、米国で“ラストサムライ”に出て、英国で“王様と私”をやっている。そういうやり方もある」。4歳から芸能界で培ったキャリアを捨てるのではなく、生かす。そこにたどり着いた。

 「英国の演出家も日本の舞台の演出に来る。そこで実力を出せたら“英国で何かやろうか?”という話になるかもしれない。だから、日本での活動も世界につながっていると思う」。現地で得られた収穫は、その思考だ。

 英語が使えるようになり、ユニークな挑戦も考えている。ウエンツは大の西武ファンだが「“ウエンツデー”をつくってもらいたいんですよ。その日に西武が勝って、なおかつ外国人選手が活躍したら、ヒーローインタビューの通訳をやりたい。球界が大変な状況だからすぐにはできないけど、球場を盛り上げられるのか挑戦したい」。意外な形でスポニチの紙面を飾る日が来るかもしれない。

 ◆ウエンツ 瑛士(うえんつ・えいじ)1985年(昭60)10月8日生まれ、東京都出身の34歳。父はドイツ系米国人、母は日本人。主演作に映画「ゲゲゲの鬼太郎」「タイガーマスク」など。小池徹平(34)との音楽デュオ「WaT」としても活躍した。1メートル70、血液型O。

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