15年ぶり「ドラゴン桜」復活 阿部寛「ブレることなく生徒を指導」

[ 2020年3月10日 05:30 ]

TBS「ドラゴン桜2(仮)」に主演する阿部寛。05年の前作でも熱演
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 2005年に阿部寛(55)の主演で放送された、東大合格を目指すTBSの学園ドラマ「ドラゴン桜」が15年ぶりに復活する。今夏スタートの日曜劇場で放送される「ドラゴン桜2(仮)」(後9・00)で、阿部が再び熱血教師を演じる。東大の合格発表日(前期日程)である10日に再始動する。

 前作は、低偏差値の私立龍山高校を舞台に、元暴走族の弁護士・桜木建二が生徒とともに奮闘する姿を描いた。「人生変えたいなら、東大へ入れ!」「受験に勝つことで、社会に勝つ道も切り開かれる」――。厳しい言葉で生徒を叱咤(しった)激励する姿が視聴者に勇気を与え、最終回に平均視聴率20・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。

 今作の舞台は前作の10年後。弁護士に戻った桜木が、下降の一途をたどる同高から再びオファーを受けることから始まる。原作は漫画誌「モーニング」で連載中の三田紀房氏の「ドラゴン桜2」。

 続編の放送は、受験制度改革に合わせて決定した。今年度でセンター試験が廃止され、来年度から新たに大学入学共通テストが導入される。知識量ではなく、知識の使い方や思考力・表現力が問われるとされる。平成から令和へ時代が変わり、受験も様変わりする。

 阿部は「この15年で受験生や学校を取り巻く環境は大きく変わりました。当時の常識が、今は通用しません。そんな現代においても、“バカとブスほど東大に行け!”と、ひとつもブレることなく生徒を指導する桜木の姿を信じています。今作も桜木なりの最短距離なやり方で、東大合格に挑んでいきます」と意気込んでいる。生徒役は、1000人超の応募者から選考中。前作では山下智久(34)、長澤まさみ(32)、小池徹平(34)、新垣結衣(31)ら、現在も活躍を続ける豪華俳優陣が演じた。今作も新たなスターが誕生することが期待される。

 くしくも同じ7月期に、テーマが中学受験のドラマ「二月の勝者」を日本テレビが放送。“受験の天王山”とされる夏を受験ドラマが熱く盛り上げる。

 《前作動画31日まで無料公開》前作「ドラゴン桜」は10日から動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で公開される。パラビでは現在、期間限定で一部コンテンツの無料公開を実施中。新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う小中高の休校要請を受け、自宅で過ごしている学生に向けた「長期春休み応援企画」としている。「ドラゴン桜」も31日まで無料公開となる。

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