チュートリアル徳井義実、24日から活動再開 レギュラー番組再登板も視野

[ 2020年2月24日 05:31 ]

昨年10月、謝罪会見を行った徳井義実
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 7年間で計約1億2000万円の申告漏れを東京国税局から指摘され、昨年10月から芸能活動を自粛していたお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実(44)が24日から活動再開することが23日、分かった。自ら申し出て休養に入ったが、所属の吉本興業がゴーサインを出した。今後はレギュラー番組への再登板も視野に入れながら、順次仕事を再開する。

 関係者によると、今年に入ってから吉本興業側が徳井と本格的に話し合いを持ち、同社が「本人も十分に反省している」と判断。24日に同社が徳井の活動再開を発表する。一時は引退することまで考えていた徳井は「納税についてあまりにも考えが甘すぎた。周りに迷惑をかけて本当に申し訳ない。これから復帰したとしても受け入れてもらえるだろうか。原点に立ち返ってやっていきたい」と話しているという。

 自粛期間中はほとんど自宅で過ごし、スーパーなどで食材を買って帰る日々。「人と関わらず、閉じこもり続けるのは精神的にもよくない」との周囲の勧めもあって、今年に入ってからジム通いを始めたという。相方の福田充徳(44)とも連絡を取り合い、今後についての協議は続けてきた。

 当初から、レギュラーを務めていた各番組スタッフへは謝罪の電話を入れるなどしていたが、今後は改めて“おわび行脚”を行う。3月には、レギュラー出演していた朝日放送(関西ローカル)「ビーバップ!ハイヒール」の収録にも立ち会い、スタッフに謝罪する予定だ。

 徳井は、昨年10月に計約1億2000万円の申告漏れがあったことが発覚。09年に個人事務所を設立しており、そこを通じてギャラを受け取る際に2016年から18年にかけて所得を一切申告していなかった。それ以前も度々、申告漏れを指摘され、12年からの7年間の追徴課税額は1億円を超えるとみられる。昨年の釈明会見では「原因は私のだらしなさとルーズさ」と説明。納税に対する意識の低さから世間では批判の声が広がった。

 芸人仲間によると、徳井は新たな税理士に業務を委託。吉本側も税務面のサポートをしており、2019年分の確定申告はすでに済ませたとみられる。

 自粛前はテレビなど10本以上のレギュラーを持つ売れっ子。周囲に「こんな僕でも使ってもらえるなら、どんなことでもやらせてもらう」と話している。今後、テレビ番組への出演や劇場での舞台復帰も視野に入れながら再出発に踏み出す。

 ≪「いだてん」大幅カット≫徳井はレギュラー番組のうち、TBS「人生最高レストラン」「ダブルベッド」をすでに降板。「人生…」は加藤浩次(50)が新MCを務めている。また昨年放送されたNHK大河ドラマ「いだてん」には日本女子バレーボールの大松博文監督役で出演したが、騒動を受け出演シーンが大幅にカットされた。

 ◆徳井 義実(とくい・よしみ)1975年(昭50)4月16日生まれ、京都府出身の44歳。大阪NSC13期生。98年に福田とチュートリアルを結成し、06年のM―1グランプリで優勝。俳優活動も行っておりフジテレビ「セシルのもくろみ」などに出演した。趣味はバイクなど。1メートル78、63キロ。血液型A。

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