どうなるジャニーズ事務所 中居の独立「決断尊重」も…流出止まらず若手育成急務

[ 2020年2月22日 06:15 ]

中居正広 ジャニーズ事務所退所会見 ( 2020年2月21日 )

ジャニーズ事務所
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 ジャニーズ事務所は中居の会見後、公式サイトに「私共は昨年春より話し合いを重ね、彼の決断を尊重し、これまでの貢献に対する感謝の言葉と共に送り出したい」とのメッセージを掲載した。

 同事務所では18年に「タッキー&翼」で活躍した今井翼(38)、関ジャニ∞のリードボーカルだった渋谷すばる(38)が退社。昨年9月には関ジャニ∞の錦戸亮(35)も事務所を離れた。絶対的なカリスマだったジャニー喜多川さんが昨年7月に亡くなったこともあって、今後もタレントの流出が続く可能性がある。

 タレントの離脱は事務所にとって痛手だが、ジャニーズをよく知るテレビ関係者は「独立を求めるタレントを無理に引き留めるのはもう難しい」と指摘。これからは年齢や実績を考慮しながら、タレントの意思を尊重する傾向が強まっていくとみられる。

 そこで急務となるのが新たな人気者の育成だ。プロダクション関係者は「次世代のスターを生み出す力があれば事務所は求心力を保てる」と語る。その重責を担うのが、タレント育成の陣頭指揮を執る事務所副社長の滝沢秀明氏(37)だ。

 今年1月には、SixTONESとSnow Manが同時デビュー。2組のデビューシングルはミリオンヒットとなった。ジャニーさんのように、次世代スターを次々と育てることができるか。ジャニーズ帝国の未来は滝沢氏の手腕にかかっていると言えそうだ。

《ジャニーズ過去の脱退》
 ▼1996年5月7日森且行(SMAP) 都内で会見しオートレース選手に転身すると発表

 ▼10年7月20日赤西仁(KAT―TUN) 公式サイトで、ソロで海外活動する決意を表明。14年2月に退社

 ▼11年6月27日森本龍太郎(Hey!Say!JUMP) 事務所が未成年喫煙による無期限活動停止処分を発表。事実上の脱退処分となる。14年に退社

 ▼13年10月9日田中聖(KAT―TUN) 9月30日付での解雇を発表。「度重なるルール違反行為があった」と説明

 ▼15年11月24日田口淳之介(KAT―TUN) 番組生出演中に、事務所退社と併せて発表。翌年3月末に脱退

 ▼18年4月15日渋谷すばる(関ジャニ∞) メンバーとともに会見し、事務所退社と併せて発表。年末に退社

 ▼同5月6日山口達也(TOKIO) 契約解除を事務所がファクスで発表。4月25日に強制わいせつ容疑で書類送検されたことが報道され、同30日にメンバーに辞表を提出

 ▼同9月13日今井翼(タッキー&翼) ユニットの解散と今井の退社を発表。同年末のカウントダウン公演がラストステージ

 ▼19年9月5日錦戸亮(関ジャニ∞) グループを脱退し、同月末で事務所を退所すると発表

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